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授業科目名 共生社会論
分類社会科学
時間割番号 CASK12
担当教員名 堤 一直
開講学期・曜日・時限 前期・火・V 単位数 2
<対象学生>
全学部生
<授業の目的>
この科目は「連携開設科目(主幹大学:山梨県立大学)」です。
〇「共生社会論」は、外国人やジェンダー・マイノリティといった少数者と多数者との共生について、教員と学生あるいは学生と学生の対話も通じて、考えていく授業です。

〇この授業の第1の目的は、国内外における多数者と少数者との共生についての基礎知識を身につけることです。
〇第2の目的は、身につけた基礎知識を基に、自分の考えを育むという思考力を養成することです。  
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
全学共通教育科目向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
A共通教養批評力学んだ内容を自らの言葉で的確に論評・伝達できる。
B汎用能力1・コミュニケーションスキル文章表現力適切な手順を踏んで学術的な文章を書くことができる。
C口頭発表力自分の意見を、一定の論理的根拠を伴って、わかりやすく話すことができる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
共通
1学んだ内容を自らの言葉で的確に論評・伝達できる。A
2具体的かつ論理的な文章を書くことができる。B
3自分の意見を、分かりやすく話すことができる。C
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
140%期末時に提示された課題への自分の考えと対応策を、レポートとして書くことができたか。40%の内訳(論理性15%・具体性15%・期日5%・字数5%)。
245%授業の内容を踏まえて、感想を書くことができたか。45%の内訳(全15回の授業1回ごとに、内容1%・期日1%・字数1%)。
315%教員あるいは学生とのやり取りにおいて、自分の意見を述べることができたか。15%の内訳(全15回の授業1回ごとに、1%)。
合計100% 
<授業の方法>
・毎回、受講者の考え方・受け止め方の違いなどを確認しながら実施します。
・授業は、Google Meetによるオンライン形式で実施します。
・出欠席の確認や、課題・資料の提出には、Google Classroomを使います。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
授業では、教員から学生への講義だけでなく、教員と学生あるいは学生と学生との対話の機会を設けます。ですので、国内外における外国人やジェンダー・マイノリティなど共生社会に関する新聞やニュースを普段から見て、自分の意見を言えるようにしておいて下さい。
<テキスト>
  1. テキストはありませんが、必要に応じて事前に資料を配布します。
<参考書>
  1. 李修京編著, 多文化共生社会に生きる, 明石書店,
    (2019)

  2. 中坂恵美子・池田賢市編, 人の移動とエスニシティ, 明石書店,
    (2021)

  3. 松尾知明, 多文化共生のためのテキストブック, 明石書店
  4. ほか 授業内で必要に応じて紹介していきます。
<授業計画の概要>
1タイトル授業の概要説明
事前学習
事後学習
事前学習:不要
事後学習:学びたい内容などに関する質問紙調査への回答を課題とする。
授業内容自己紹介の後に、成績評価方法の詳細について説明する。
2タイトル日本における共生社会の概要
事前学習
事後学習
事前学習:事前配布された資料がある場合、それを読み込んでおく。                                                事後学習:授業の内容を踏まえた感想文を課題とする。
授業内容日本における外国人及びジェンダーマイノリティなど共生社会の全体像について把握する。
3タイトル在日外国人―朝鮮半島からの移住者―
事前学習
事後学習
事前学習:事前配布された資料がある場合、それを読み込んでおく。                                                事後学習:授業の内容を踏まえた感想文を課題とする。
授業内容朝鮮半島の近・現代史を踏まえた上で、同地域から日本への移住者について学ぶ。
4タイトル在日外国人―中華圏からの移住者―
事前学習
事後学習
事前学習:事前配布された資料がある場合、それを読み込んでおく。                                                事後学習:授業の内容を踏まえた感想文を課題とする。
授業内容中華圏の近・現代史を踏まえた上で、同地域から日本への移住者について学ぶ。
5タイトル在日外国人―東アジア地域以外からの移住者―
事前学習
事後学習
事前学習:事前配布された資料がある場合、それを読み込んでおく。                                                事後学習:授業の内容を踏まえた感想文を課題とする。
授業内容東南アジア等、東アジア地域以外からの日本への移住者について学ぶ。
6タイトル日系人の現状と課題
事前学習
事後学習
事前学習:事前配布された資料がある場合、それを読み込んでおく。                                                事後学習:授業の内容を踏まえた感想文を課題とする。
授業内容かつて日本から海外に移住した人々の子孫の中で、日本へ再移住した、いわゆる日系人について学ぶ。
7タイトル在外邦人―第2次世界大戦以前―
事前学習
事後学習
事前学習:事前配布された資料がある場合、それを読み込んでおく。                                                事後学習:授業の内容を踏まえた感想文を課題とする。
授業内容第2次世界大戦以前における日本から海外への移住者に関し、終戦に伴う日本への引揚者も含めて学ぶ。
8タイトル在外邦人―第2次世界大戦以降―
事前学習
事後学習
事前学習:事前配布された資料がある場合、それを読み込んでおく。                                                事後学習:授業の内容を踏まえた感想文を課題とする。
授業内容第2次世界大戦以降における日本から海外への移住者について学ぶ。
9タイトル入国管理法の現状と課題
事前学習
事後学習
事前学習:事前配布された資料がある場合、それを読み込んでおく。                                                事後学習:授業の内容を踏まえた感想文を課題とする。
授業内容入国管理法など日本国籍非保有者を取り巻く法制度について学ぶ。
10タイトルジェンダー・マイノリティーの現状と課題
事前学習
事後学習
事前学習:事前配布された資料がある場合、それを読み込んでおく。                                                事後学習:授業の内容を踏まえた感想文を課題とする。
授業内容日本におけるジェンダー・マイノリティーの歴史を踏まえた上で、現状と課題について学ぶ。
11タイトルジェンダーマイノリティーを取り巻く法制度
事前学習
事後学習
事前学習:事前配布された資料がある場合、それを読み込んでおく。                                                事後学習:授業の内容を踏まえた感想文を課題とする。
授業内容ジェンダー・マイノリティーに関する日本の国及び自治体の法制度について学ぶ。
12タイトル日本における共生社会の課題①―海外との比較から―
事前学習
事後学習
事前学習:事前配布された資料がある場合、それを読み込んでおく。                                                事後学習:授業の内容を踏まえた感想文を課題とする。
授業内容外国人との共生の現状と課題について、日本と海外との比較の視点から学ぶ。
13タイトル日本における共生社会の課題②―海外との比較から―
事前学習
事後学習
事前学習:事前配布された資料がある場合、それを読み込んでおく。                                                事後学習:授業の内容を踏まえた感想文を課題とする。
授業内容ジェンダー・マイノリティーとの共生の現状と課題について日本と海外との比較の視点から学ぶ。
14タイトル山梨県における共生社会の取り組み
事前学習
事後学習
事前学習:事前配布された資料がある場合、それを読み込んでおく。                                                事後学習:授業の内容を踏まえた感想文を課題とする。
授業内容山梨県における、外国人及びジェンダー・マイノリティーとの共生の現状と課題について学ぶ。
15タイトルまとめ
事前学習
事後学習
事前学習:事前配布された資料がある場合、それを読み込んでおく。                                                事後学習:授業の内容を踏まえた感想文及び期末レポートを課題とする。
授業内容1回から14回までの授業内容の振り返りを行う。
<備考>
現在、芸能界やスポーツ界において外国人に加えてハーフやクォーターといった海外にルーツを持つ人々、さらにはLGBTQといったジェンダーマイノリティの人々が活躍しています。このような皆さんにとって身近と思われる人々から共生社会への関心を持ってみて下さい。