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授業科目名 労働法
分類社会科学
時間割番号 CASK09
担当教員名 大島 わかな
開講学期・曜日・時限 後期・水・I 単位数 2
<対象学生>
全学部生
<授業の目的>
この科目は「連携開設科目(主幹大学:山梨県立大学)」です。

労働法の全体を把握するとともに、社会に出た後に、労使いずれの側となっても正しい知識をもとに判断できる人
材を育成します。また、公務員試験等にも対応できる程度の基本的な知識の習得を目指します。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
全学共通教育科目向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
A共通教養多様な知識の獲得単位を取得した教養教育科目の概要と、重要な基礎的事項を説明できる。
B様々な学問分野の考え方当該科目の学問分野(人文・社会・自然・健康科学等)の考え方を説明できる。
C汎用能力4・論理的思考力情報を多面的・客観的にとらえ、筋道を立てて根拠を示しながら説明できる。
D5・問題解決力課題設定力課題を明らかにし、解決すべき「問い」を立てることができる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
共通
1労働法における基本的なルールを説明できるA
2労働法の基本的な考え方を説明できるB
3簡単な労働問題についてルールを適用し解決を検討できるC
4労働法の基礎的な知識を習得できているA
5労働問題についてルールを適用して論理的に解決を検討できるC
6社会的相当性の観点から妥当な解決を模索し検討できるD
7自らの言葉で具体的に説明できるC
8各授業において知識を習得できているA
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
115%記述問題で労働問題についてルールを適用して論理的に解決を検討できたかを評価する。
215%記述問題で社会的相当性の観点から妥当な解決を模索し検討しているかを評価する。
35%記述問題で自らの言葉で具体的に説明できたか否かを評価する。
415%テストで労働法の基礎的な知識を習得できているかを評価する。
510%レポートで労働問題についてルールを適用して論理的に解決を検討できたかを評価する。
65%レポートで社会的相当性の観点から妥当な解決を模索し検討しているかを評価する。
75%レポートで自らの言葉で具体的に説明できたか否かを評価する。
830%各授業において知識を習得できているかを評価する。
合計100% 
<授業の方法>
授業ごとに配布するレジュメを用いた講義形式で進める。
・授業終了時に小テストを行う。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
労働法は、みなさんが社会に出て仕事をしていく上で関わることになる重要な分野です。
特別な予習は不要ですので、毎回興味を持って授業に参加していただければと思います。
<テキスト>
  1. 六法(できれば判例付きのもの)
<参考書>
  1. 菅野和夫著, 労働法 第12版, 弘文堂, ISBN:9784335315473,
    (2019年出版 法律学講座双書)

  2. 水町勇一郎著, 労働法 第8版, 有斐閣, ISBN:9784641243361,
    (2020年出版)

  3. 浜村彰 [ほか] 著, ベーシック労働法 第8版, 有斐閣, ISBN:9784641221550,
    (2020年出版 有斐閣アルマ, Basic)

  4. 大内伸哉著, 最新重要判例200労働法 第6版, 弘文堂, ISBN:9784335301261,
    (2020年出版)
<授業計画の概要>
1タイトル労働法のしくみ
事前学習
事後学習
・配布されたレジュメで復習を行うこと。
授業内容労働法のしくみや考え方について説明します。また授業についてのオリエンテーションを行います。
2タイトル労働契約法を俯瞰する
事前学習
事後学習
・授業ごとに指示された予習課題を行うこと。
・配布されたレジュメで復習を行うこと。
授業内容労働契約法の全体を一緒に見ていくことを通じて、労働に関するルールの全体を把握します。
3タイトル就業規則ってなに?
事前学習
事後学習
・授業ごとに指示された予習課題を行うこと。
・配布されたレジュメで復習を行うこと。
授業内容就業規則についてのルールや効力について学びます。
4タイトル賃金のルール
事前学習
事後学習
・授業ごとに指示された予習課題を行うこと。
・配布されたレジュメで復習を行うこと。
授業内容賃金についての基礎的な知識やルールについて学びます。
5タイトル労働時間のルール①
事前学習
事後学習
・授業ごとに指示された予習課題を行うこと。
・配布されたレジュメで復習を行うこと。
授業内容労働時間についての基礎的な知識やルールについて学びます。
6タイトル労働時間のルール②
事前学習
事後学習
・授業ごとに指示された予習課題を行うこと。
・配布されたレジュメで復習を行うこと。
授業内容主に育休について取り上げて日本における育休取得のための制度を学びます。
7タイトル人事の話
事前学習
事後学習
・授業ごとに指示された予習課題を行うこと。
・配布されたレジュメで復習を行うこと。
授業内容前半は人事制度と人事に関する法律関係について、後半は配転・出向・転籍の法律関係について学びます。
8タイトル職場秩序と懲戒
事前学習
事後学習
・授業ごとに指示された予習課題を行うこと。
・配布されたレジュメで復習を行うこと。
授業内容労働者が使用者に対して負う義務や懲戒制度について学びます。
9タイトル労働組合ってなに?
事前学習
事後学習
・授業ごとに指示された予習課題を行うこと。
・配布されたレジュメで復習を行うこと。
授業内容労働組合の制度やルール、役割について学びます。
10タイトル不当労働行為ってなに?
事前学習
事後学習
・授業ごとに指示された予習課題を行うこと。
・配布されたレジュメで復習を行うこと。
授業内容不当労働行為について学びます。
11タイトル正社員じゃない働き方
事前学習
事後学習
・授業ごとに指示された予習課題を行うこと。
・配布されたレジュメで復習を行うこと。
授業内容非正規雇用(パート、アルバイト、派遣等)の法律関係について学びます。
12タイトル労災について
事前学習
事後学習
・授業ごとに指示された予習課題を行うこと。
・配布されたレジュメで復習を行うこと。
授業内容労災の仕組みについて学びます。
13タイトル労働契約関係の終了
事前学習
事後学習
・授業ごとに指示された予習課題を行うこと。
・配布されたレジュメで復習を行うこと。
授業内容退職や解雇など労働契約関係終了時の法律関係について学びます。
14タイトル小テストのおさらい
事前学習
事後学習
・授業ごとに指示された予習課題を行うこと。
・配布されたレジュメで復習を行うこと。
授業内容小テストについて解説をしながら授業全体の復習を行います。
15タイトル事例研究
事前学習
事後学習
・授業ごとに指示された予習課題を行うこと。
・配布されたレジュメで復習を行うこと。
授業内容習得した知識をもとに実際の労働問題について検討します。
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
労働分野における弁護士としての実務経験を活かした授業を行う。
<備考>
(未登録)