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授業科目名 資本市場の役割と証券投資
分類・系統社会科学 社会系
時間割番号 CAS013
担当教員名 青木 涼太/飯嶋 るみ/池上 浩一/矢ヶ崎 京子/泉脇 康展/城間 広志/大八木 肇/筧 みづき/鴨狩 久/渡邊 巽/高野 巧/門坂 真里
開講学期・曜日・時限 前期・金・III 単位数 2
<対象学生>
全学部
<授業の目的>
山梨中央銀行・野村證券提供講座です。日本の資本市場は、株式や投資信託等の金融商品が多様化する一方、企業をはじめとする資金調達手段もまた増加する等、その果たす役割は従来に増して重要になってきています。この授業では、こうした金融市場の変化や仕組みに対する基本的な知識を実際の現場に従事する講師を通じて増やし、且つ、地元地銀の講師を招く事で、山梨県経済を中心とした動向を学生の皆さんに広く理解してもらうことを目的にしています。
※本科目は、令和3年度以前の入学者に対しては「地域課題解決人材育成プログラム対象科目」です。
※本科目は、令和3年度以前の入学者に対しては「やまなし未来創造教育プログラム対象科目」です。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
全学共通教育科目向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
A共通教養多様な知識の獲得単位を取得した教養教育科目の概要と、重要な基礎的事項を説明できる。
B地域理解自らの生活の場である地域の特色・課題を説明できる。
C汎用能力2・情報リテラシー情報収集力図書館やインターネットなどから多様な文献や資料を入手できる。
D5・問題解決力課題設定力課題を明らかにし、解決すべき「問い」を立てることができる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
共通
1証券投資、外国為替等の基礎を理解し、説明できるようになる。A
2ニュースや新聞などの経済情報を収集し、読み解くことができるようになる。C
3老後まで念頭に置いたライフプラン、資産形成を考えられるようになる。D
4地域金融機関の役割を理解する。B
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
170%期末試験の該当する項目に正答できたかで評価する
210%期末試験の該当する項目に正答できたかで評価する
310%期末試験の該当する項目に正答できたかで評価する
410%期末試験の該当する項目に正答できたかで評価する
合計100% 
<授業の方法>
野村證券と山梨中央銀行から派遣される講師陣がオムニバスの講義形式で授業を進めていきます。各回ともにパワーポイントによる発表とスライド資料によってわかりやすいものにしていく予定です。

「面接授業」を実施します。
ただし、授業実施方針に応じてTeams等による同時双方向の「ライブ型」オンライン授業またはMoodleを利用し講義資料・課題を提示、課題を提出する「オンデマンド型」オンライン授業を行います。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
日頃より日経新聞に目を通すなど、金融市場・資本主義経済に対して、興味をもって臨んで欲しいと思います。疑問や質問にも出来る限りお答えしていこうと思いますので、是非積極的な姿勢で聴いていただければと思います。
<テキスト>
  1. 毎週、テーマ毎に資料を配付します。
<参考書>
  1. 榊原 茂樹/城下 賢吾/姜 喜永/福田 司文/岡村 秀夫 著, 入門証券論 第3版, 有斐閣コンパクト, ISBN:9784641164109
<授業計画の概要>
1タイトルガイダンス・経済情報の捉え方
事前学習
事後学習
講義用資料による復習が望ましい。
授業内容まず本講座の概要を説明する。様々な経済情報を通じて、どのように「経済」というものが成り立っているのかを説明していく。企業、家計、国、海外と各項目に分けることによってその関連性を確認し、経済情報の捉え方を解説する。
2タイトル株式市場の役割と投資の考え方
事前学習
事後学習
講義用資料による復習が望ましい。
授業内容株式の誕生からその意義、原則などの基礎知識と、株式投資の魅力や株式市場について説明する。また株価の分析、評価方法を踏まえた銘柄選択の考え方などについて解説する。
3タイトル債券市場の役割と投資の考え方
事前学習
事後学習
講義用資料による復習が望ましい。
授業内容債券の意味、預貯金との違い、利回りと単価の関係などの基礎知識と、債券価格(=金利)の変動と景気・政策・需給などとの関連について説明する。また、債券投資に伴う投資リスクについても解説する。
4タイトル外国為替相場とその変動要因について
事前学習
事後学習
講義用資料による復習が望ましい。
授業内容外国為替の意味、米ドルを基軸通貨とした為替市場の現状、円安と円高の違いと、それがもたらす影響について解説する。また、日々変わる為替レートについて、新聞やニュースなどからどのように動向を読み取るのかを解説する。  
5タイトル投資信託の役割とその仕組み
事前学習
事後学習
講義用資料による復習が望ましい。
授業内容投資信託という言葉の意味から、特徴、仕組みなどについて説明する。また、投資信託の選び方や最近注目されている投資信託についても、具体的に学ぶ。
6タイトルリスク・リターンとポートフォリオ分析
事前学習
事後学習
講義用資料による復習が望ましい。
授業内容「投資とは」、「リスクとは」、「リターンとは」という基礎知識と、「リスク・リターン」の関係、またリスクコントロールの基本的な考え方である「分散投資」の考え方とその具体的な手法について解説する。                        
7タイトル地域における銀行の役割
事前学習
事後学習
講義用資料による復習が望ましい。
授業内容地域経済における金融機関(銀行)の役割について、「地域経済と金融」、「金融機関(銀行)とそのはたらき」に分けて解説する。また、山梨中央銀行の地域経済活性化に対する取組みについても説明する。
8タイトル経済活動における銀行の役割
事前学習
事後学習
講義用資料による復習が望ましい。
授業内容経済活動における金融機関(銀行)の役割について、「地方創生」をキーワードにして説明する。産学官の連携などの具体的な取組みを事例に基づき解説する。
9タイトル日本の株式市場史
事前学習
事後学習
講義用資料による復習が望ましい。
授業内容我が国の株式会社、株式取引はどのように始まり、どう発展したのか。また歴史に残る大相場とその背景は何か。大きな株価変動を引き起こす要因を解説する。
10タイトル産業展望と投資の考え方
事前学習
事後学習
講義用資料による復習が望ましい。
授業内容日本の成長産業、またコロナ後を見据えた世界と日本の成長戦略について解説する。また現在の政権の政策と成長テーマについて、現在の新聞やニュースなど時事問題を解説する。
11タイトル行動ファイナンス~投資家心理について
事前学習
事後学習
講義用資料による復習が望ましい。
授業内容証券投資を行なう際の心構えとして、私たちの投資判断に影響を与える様々な心理的バイアスについて解説するとともに、その具体例を通して対処法と投資行動への応用法や「行動ファイナンス」の基本を解説する。
12タイトルグローバル化する世界と資本市場の果たす役割
事前学習
事後学習
講義用資料による復習が望ましい。
授業内容長期的な世界の変化、新たな時代にチャンスを掴む日本、資本市場の果たす役割、今、求められる人材、変化への対応について解説する。
13タイトルライフプランニングと資産形成
事前学習
事後学習
講義用資料による復習が望ましい。
授業内容なぜライフプランが必要なのか、ライフプランを踏まえた資産管理の重要性、そしてその方法を具体的に解説する。 また知っておくべき資産形成制度を紹介する。
14タイトル資産形成と非課税制度
事前学習
事後学習
講義用資料による復習が望ましい。
授業内容資産形成制度について主な制度内容を詳しく解説する。また、少額投資非課税制度(NISA)導入の背景、公的年金制度の状況やGPIFの取り組みについても解説する。
15タイトル評価・総括・まとめ
事前学習
事後学習
今までの学びを振り返り、復習をする。
授業内容期末試験を実施し、授業のまとめを行う。
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
野村證券と山梨中央銀行の金融実務経験者
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《土木環境工学科》
(A) 技術者の責務の自覚
 様々な知識を修得し、技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、および技術者の社会に対する責任を理解して、これを説明することができる。
<備考>
(未登録)