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授業科目名 球技スポーツの魅力
分類・系統健康福祉 心身・芸術系
時間割番号 CAH016
担当教員名 古澤 栄一
開講学期・曜日・時限 前期・月・II 単位数 2
<対象学生>
全学生
<授業の目的>
 球技スポーツは論者により分類法も異なるがリンダ・L・グルフィンらの戦術課題に基づく分類法によると、A:ターゲット型ゲーム、B:ネット・壁型ゲーム、C:侵入型ゲーム(ゴール・ポール型ゲーム)、D:守備・走塁型ゲーム(投・打球型ゲーム)に分類され、多種多様の魅力が隠されている。
 そこで、本講義実習では本学屋外で実施可能なB:テニス、C:フットサル、D:ソフトボールを中心に行い、それらの種目の技術的な特性ばかりでなく、その競技が生まれてきた背景、歴史やルールの変遷なども紐解きながら本質的な魅力を理解し、獲得しようと試みるものである。
 そして、各競技における技術の本質をつかみ取るためにグループ編成によりコミュニケーション能力を深めながら、個人の実践的な経験知を高めていくものである。
 なお、ボーリングやゴルフなどのA:ターゲット型ゲーム、バドミントン、バレーボールなどのB:ネット・壁型ゲーム、また、バスケットボールなどのC:侵入型ゲーム(ゴール・ポール型ゲーム)は、施設の関係上行えないが講義を通して知識を深める予定である。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
全学共通教育科目向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
A共通教養健康維持増進力心身の健康を維持・増進する方法について説明できる。
B汎用能力2・情報リテラシー情報収集力図書館やインターネットなどから多様な文献や資料を入手できる。
C5・問題解決力課題設定力課題を明らかにし、解決すべき「問い」を立てることができる。
D実行力計画に従って解決に取り組むことができる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
共通
1様々なボール・ゲームにチャレンジすることにより、自分に適した生涯スポーツを選択することが出来るようになる。A
2グループ・ワークを通してコミュニケーション・スキルを深めることにより、情報収集能力や発信能力を高める。B
3複数種目を経験することにより、自分やチームのの課題を見つけ問題への気づきを見い出すようになる。C
4リーダーを中心に問題点を話し合い、問題解決方法を探り、チャレンジするようになる。D
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
120%得意種目、不得意種目に限らず積極的にトライしているかどうか。
220%種目毎の基礎技術や特性を調べ、チーム内で情報を共有しているかどうか。
330%チーム状況を客観的に分析し、言いづらい長所、短所等問題点を言い合えているかどうか。
430%チーム内で役割分担しながら勝利に向かって邁進しているかどうか。
合計100% 
<授業の方法>
1.「対面授業」(演習形式)で授業を進める。
  ・授業前、後に手洗い、手指消毒を必ず徹底する。
  ・マスクを着用し、学生間の距離は1m以上離れる。
  ・講義室で行う際は隣席を空け、定期的に窓を開けて、換気を行う。
2.グループ・ディスカッションを活用しながら個人及び集団技術の向上に努めながら行っていく。
3.球技スポーツのうちテニス、フットサル、ソフトボール競技を全員が学習し、戦術も考えながら他のグループと対戦していく。
4.全体を6グループ編成し、2グループ毎3種目に分かれ対戦する。
5.対戦相手を変えずに、翌週そして翌々週は違う種目へ変更し対戦する。
6.3種目を経験後、相手チームを変え同様に対戦していく。
7.基礎技術を学びながら応用発展し、チーム内で模索しながら段階的に競争していく。
8.毎回の出席は「出欠カード」により行なう。縦4cm×横3cmの顔写真が必要となる。
9.雨天時は教室で講義を行う(休講とはならない)。
10.新型コロナウイルス感染状況などでオンライン授業になることもある(CNSに注意)。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
イメージを膨らませながら考え、実際にトライしよう。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 宇津木妙子[著], 努力は裏切らない, 幻冬舎, ISBN:434440534X,
    (2004年出版 幻冬舎文庫)

  2. 三宅豊著, ソフトボール : ウインドミルのすべて, 池田書店, ISBN:4262162826,
    (1999年出版 ステップアップスポーツ)

  3. 木村元彦著, オシムの言葉 : フィールドの向こうに人生が見える, 集英社インターナショナル,集英社 (発売), ISBN:4797671084
  4. 辻秀一著, スラムダンク勝利学, 集英社インターナショナル,集英社 (発売), ISBN:479767024X
  5. 中込四郎, 鈴木壯編著, スポーツカウンセリングの現場から : アスリートがカウンセリングを受けるとき, 道和書院, ISBN:9784810521313,
    (2015年出版)
<授業計画の概要>
1タイトルガイダンス
事前学習
事後学習
スポーツ全般についての知識を深める
実施種目に対する基礎的研究をする
授業内容スポーツの全体概要説明及びグループ編成など
2タイトル対象種目A(例えばテニス競技)の実践1
事前学習
事後学習
対象種目の基礎的技術について調べておく
授業を振り返り、課題の探求と実践
授業内容対象種目に対してチームとして理解を深める
模擬ゲームを行い、実践の中で競技特性を掴む
3タイトル対象種目B(例えばフットサル競技)の実践1
事前学習
事後学習
対象種目の基礎的技術について調べておく
授業を振り返り、課題の探求と実践
授業内容対象種目に対してチームとして理解を深める
模擬ゲームを行い、実践の中で競技特性を掴む
4タイトル対象種目C(例えばソフトボール競技)の実践1
事前学習
事後学習
対象種目の基礎的技術について調べておく
授業を振り返り、課題の探求と実践
授業内容対象種目に対してチームとして理解を深める
模擬ゲームを行い、実践の中で競技特性を掴む
5タイトル対象種目A(例えばテニス競技)の実践2
事前学習
事後学習
対象種目の応用的技術について調べておく
授業を振り返り、新たな課題の探求と実践
授業内容対象種目に対してチームとして新たな課題を提示しながら挑戦する
新たなチームに対し段階を上げた中で分解練習を行いながら模擬ゲームを実践する
6タイトル対象種目B(例えばフットサル競技)の実践2
事前学習
事後学習
対象種目の応用的技術について調べておく
授業を振り返り、新たな課題の探求と実践
授業内容対象種目に対してチームとして新たな課題を提示しながら挑戦する
新たなチームに対し段階を上げた中で分解練習を行いながら模擬ゲームを実践する
7タイトル対象種目C(例えばソフトボール競技)の実践2
事前学習
事後学習
対象種目の応用的技術について調べておく
授業を振り返り、新たな課題の探求と実践
授業内容対象種目に対してチームとして新たな課題を提示しながら挑戦する
新たなチームに対し段階を上げた中で分解練習を行いながら模擬ゲームを実践する
8タイトル講義(スポーツの捉え方について)
事前学習
事後学習
対象種目の振り返り(疑問点の整理)
理論的背景などを学んだうえでの実践
授業内容スポーツの歴史的変遷やルール、分類などの理解
球技スポーツ種目の基礎技術について掘り下げる
9タイトル対象種目A(例えばテニス競技)の実践3
事前学習
事後学習
対象種目の発展的技術について調べておく
授業を振り返り、競争成果に対する課題の探求と実践
授業内容講義を通して学んだ理論を対象種目に対してチームとして試行錯誤しながら試行する
更に新たなチームを迎え、防御的視点を組み入れながら模擬ゲームを実践する
10タイトル対象種目B(例えばフットサル競技)の実践3
事前学習
事後学習
対象種目の発展的技術について調べておく
授業を振り返り、競争成果に対する課題の探求と実践
授業内容講義を通して学んだ理論を対象種目に対してチームとして試行錯誤しながら試行する
更に新たなチームを迎え、防御的視点を組み入れながら模擬ゲームを実践する
11タイトル対象種目C(例えばソフトボール競技)の実践3
事前学習
事後学習
対象種目の発展的技術について調べておく
授業を振り返り、競争成果に対する課題の探求と実践
授業内容講義を通して学んだ理論を対象種目に対してチームとして試行錯誤しながら試行する
更に新たなチームを迎え、防御的視点を組み入れながら模擬ゲームを実践する
12タイトル対象種目A(例えばテニス競技)の実践4
事前学習
事後学習
対象種目の発展的技術について調べておく
授業を振り返り、競争成果に対する課題の探求と実践
授業内容対象種目の理論的背景を踏まえチームとしての課題を問題解決しながら対戦する
目標を明確にし更に新たなチームに対し、攻防両面で完成度に近づくよう実践する
13タイトル対象種目B(例えばフットサル競技)の実践4
事前学習
事後学習
対象種目の発展的技術について調べておく
授業を振り返り、競争成果に対する課題の探求と実践
授業内容対象種目の理論的背景を踏まえチームとしての課題を問題解決しながら対戦する
目標を明確にし更に新たなチームに対し、攻防両面で完成度に近づくよう実践する
14タイトル対象種目C(例えばソフトボール競技)の実践4
事前学習
事後学習
対象種目の発展的技術について調べておく
授業を振り返り、競争成果に対する課題の探求と実践
授業内容対象種目の理論的背景を踏まえチームとしての課題を問題解決しながら対戦する
目標を明確にし更に新たなチームに対し、攻防両面で完成度に近づくよう実践する
15タイトル講義(スポーツを見る視点について)
事前学習
事後学習
理論と実践を通しての振り返り
テレビやビデオで好みのスポーツ・ゲームを見ながら重要局面での監督や選手の思考回路を考える
授業内容球技スポーツ(バスケットボールを例として)の面白さを知る
ゲームを楽しく見る上での指導者の専門的知見とは
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
高等学校や他大学での専門あるいは教養科目の教員としての経験から、スポーツの楽しさや他者と関わる経験を重視して授業を行います。
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《土木環境工学科》
(A) 技術者の責務の自覚
 様々な知識を修得し、技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、および技術者の社会に対する責任を理解して、これを説明することができる。
<備考>
実施番号や内容は天候や感染状況などによって変更となる。CNSに注意を払っておく。