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授業科目名 電気系エンジニアのための日本語リテラシ
時間割番号 CAD007
担当教員名 白木 一郎
開講学期・曜日・時限 前期・水・II 単位数 2
<対象学生>
普段から実験系科目などのレポート作成を行い、今後卒業研究等での論文作成が必要となる学生
<授業の目的>
理工系学生に必要な,事実・状況・意見の伝達と交換を目的とした,文章及び口頭表現の基礎を学ぶ.科学研究や技術開発においては,企画立案から世界の研究者との情報交換までのあらゆる段階で,文章及び口頭表現によるコミュニケーションが不可欠である.これまでの実験レポート作成で培った日本語の表現力を,今後の卒業論文作成等に必要なレベルまで引き上げることを目標とする.
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
全学共通教育科目向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
A共通汎用能力1・コミュニケーションスキル文章表現力適切な手順を踏んで学術的な文章を書くことができる。
B傾聴力相手の意見を丁寧に聴き、その意味・意図を自分自身で表現できる。
C口頭発表力自分の意見を、一定の論理的根拠を伴って、わかりやすく話すことができる。
D討議力他者の意見を的確に捉え、理解の深まりや内省につながる対話ができる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
共通
1事実と意見をかき分ける重要性を理解できることA
2意見の種類(推論・予測、評価、(狭義)意見、確信)を理解し、事実とのかき分けができることA
3引用・受け身形などの事実の記述ができることA
4事実と意見の意味および記述法について、ディスカッションを通してさらに議論を深め、説明できること(コンピテンシーBCDに対応)B
5判断などの記述ができることA
6レポート・論文における起承転結などの論理展開について、ディスカッションを通してさらに議論を深め、説明できること(コンピテンシーBCDに対応)C
7断定保留や受け身形などを把握し,適切に校正できることA
8(第7回までの内容の復習)A
9パラグラフ、トピックセンテンスについて、ディスカッションを通してさらに議論を深め、説明できること(コンピテンシーBCDに対応)D
10正確な文(Correct)となるように適切に校正できることA
11逆茂木型の文、明確に主張する意義について、ディスカッションを通してさらに議論を深め、説明できること(コンピテンシーBCDに対応)B
12明快な文(Clear)、簡潔な文(Concise)について理解し、逆茂木型の文章の校正できることA
13わかりやすい文章を書くために大切な事項について、ディスカッションを通してさらに議論を深め、説明できる(コンピテンシーBCDに対応)C
14接続語句や指示語句などを用い、文と文を適切につなぐことができることA
15(第9回~第10回までの内容の復習)A
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
132%理解度確認試験(中間期筆記試験)を行う.(割合は1,2,3,5,7,8の合計)
2%理解度確認試験(中間期筆記試験)を行う.
3%理解度確認試験(中間期筆記試験)を行う.
436%グループワークでの口頭発表グループワークでのレポート課題、授業への参加状況(割合は4,6,9,11,13の合計)
5%理解度確認試験(中間期筆記試験)を行う.
6%グループワークでの口頭発表グループワークでのレポート課題、授業への参加状況
7%理解度確認試験(中間期筆記試験)を行う.
8%理解度確認試験(中間期筆記試験)を行う.
9%グループワークでの口頭発表グループワークでのレポート課題、授業への参加状況
1032%理解度確認試験(期末期筆記試験)を行う.(割合は10,12,14,15の合計)
11%グループワークでの口頭発表グループワークでのレポート課題、授業への参加状況
12%理解度確認試験(期末期筆記試験)を行う.
13%グループワークでの口頭発表グループワークでのレポート課題、授業への参加状況
14%理解度確認試験(期末期筆記試験)を行う.
15%理解度確認試験(期末期筆記試験)を行う.
合計100% 
<授業の方法>
・講義・グループワーク・演習を組み合わせて進行する.
・その回の学習内容について,教科書の範囲を指定して予習と(特に)復習を求める.
・その回の学習内容を振り返って,演習書の指定範囲について毎回課題を課す.
・グループワークの進行役および書記役を交代で務めることを必須とする.
・「面接授業」を基本とするが,新型コロナウイルス感染状況により,ZoomやMicrosoft Teamsを用いたオンライン「ライブ型授業」とする.「面接授業」の際は,マスク着用・換気・手指消毒の徹底し,新型コロナウイルス感染防止対策とする.
<受講に際して・学生へのメッセージ>
(未登録)
<テキスト>
  1. 木下是雄, 理科系の作文技術, 中央公論新社, ISBN:4-12-100624-0,
    (毎回の講義に必携のこと)

  2. 若林敦, 日本語作文トレーニング, 朝倉書店, ISBN:4-254-10168-6,
    (毎回の講義に必携のこと)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1タイトル1.講義 オリエンテーション・授業内容紹介 事実と意見の区別(1)
事前学習
事後学習
授業内容と教科書2による復習
授業内容実例をもとに、事実と意見をかき分ける重要性を説明する
2タイトル2.講義 事実と意見の区別(2)
事前学習
事後学習
授業内容と教科書2による復習
授業内容意見を分類し、それらの種類(推論・予測、評価、(狭義)意見、確信)を説明する
3タイトル3.講義 事実と意見の書き分け(事実の記述法1)
事前学習
事後学習
授業内容と教科書2による復習
授業内容引用・受け身形などの事実の記述方法を説明する
4タイトル4.グループワーク 「事実と意見」
事前学習
事後学習
グループディスカッションに向けて、教科書1による予習が必須である。
授業内容事実と意見の意味および記述法について、ディスカッションを行う
5タイトル5.講義 事実と意見の書き分け(事実の記述法2)
事前学習
事後学習
授業内容と教科書2による復習
授業内容判断などの意見の記述方法を説明する
6タイトル6.グループワーク 「文章の組み立て」
事前学習
事後学習
グループディスカッションに向けて、教科書1による予習が必須である。
授業内容レポート・論文における起承転結などの論理展開について、ディスカッションを行う
7タイトル7.講義 事実と意見の書き分け(意見の記述法)
事前学習
事後学習
授業内容と教科書2による復習
授業内容断定保留や受け身形など、レポート・論文作成において気を付けるべき事項を説明する
8タイトル8.総括評価:中間まとめ
事前学習
事後学習
第7回までの内容の復習
授業内容(中間評価:総括・まとめ)
9タイトル9.グループワーク 「パラグラフ」
事前学習
事後学習
グループディスカッションに向けて、教科書1による予習が必須である。
授業内容パラグラフ、トピックセンテンスについて、ディスカッションを行う
10タイトル10.講義 わかりやすく簡潔な表現(文の3原則1)
事前学習
事後学習
授業内容と教科書2による復習
授業内容文の3原則である3Cと、そのひとつである正確な文(Correct)について説明する
11タイトル11.グループワーク 「文の構造と文章の流れ」「はっきり言い切る姿勢」
事前学習
事後学習
グループディスカッションに向けて、教科書1による予習が必須である。
授業内容逆茂木型の文、明確に主張する意義について、ディスカッションを行う
12タイトル12.講義 わかりやすく簡潔な表現(文の3原則2)
事前学習
事後学習
授業内容と教科書2による復習
授業内容明快な文(Clear)、簡潔な文(Concise)、および逆茂木型の文章の校正方法を説明する
13タイトル13.グループワーク 「わかりやすく簡潔な表現」
事前学習
事後学習
グループディスカッションに向けて、教科書1による予習が必須である。
授業内容わかりやすい文章を書くために大切な事項について、ディスカッションを行う
14タイトル14.講義 わかりやすく簡潔な表現(文と文とのつなぎ方)
事前学習
事後学習
授業内容と教科書2による復習
授業内容接続語句や指示語句などを用い、文と文を適切につなぐ方法を理解する
15タイトル15.総括評価:期末まとめ
事前学習
事後学習
第9回~第10回までの内容の復習(第7回までのコミュニケーションスキルを前提とする.)
授業内容(最終評価:総括・まとめ)
<備考>
(未登録)