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授業科目名 国際理解と多文化共生
分類人文科学
時間割番号 CAC043
担当教員名 鴨川 明子
開講学期・曜日・時限 前期・金・III 単位数 2
<対象学生>
本講義は「教養発展科目」のため、2年生以上が対象です。
なお、山梨県立大学の学生についても2年生以上が対象です。
<授業の目的>
〇「国際理解と多文化共生」は、世界各国・各地域における文化、社会、教育について、歴史的かつ現代的なアプローチにより掘り下げる授業です。

〇この授業の目的の一つは、世界各国・各地域で生じるさまざまな現象に関する基礎的事項を習得することにあります。
〇もう一つの目的は、世界各国・各地域で生じるさまざまな現象の背景や原因を理解し、「多様な人々とともに生きる(共生)とはどのようなことか」という問いについて論理的に考え、問題を解決するために行動する素地を身につけることにあります。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
全学共通教育科目向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
A共通教養多様な知識の獲得単位を取得した教養教育科目の概要と、重要な基礎的事項を説明できる。
B異文化理解と外国語リテラシー自文化と異文化に対する知識と理解を基に、自己や社会のあり方について相対的視点から意見を述べることができる。
「英語」で自らの専攻分野の内容を理解し、その内容について簡単に表現することができる。
「ドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語」で基礎的な内容について読み書き、口頭でのやりとり・意思疎通ができる。
C汎用能力1・コミュニケーションスキル文章表現力適切な手順を踏んで学術的な文章を書くことができる。
D5・問題解決力課題設定力課題を明らかにし、解決すべき「問い」を立てることができる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
共通
1〇国際理解の理論と方法の基礎を身につけることができる。A
2〇様々なアプローチを用い、世界各国・地域における現象について記述することができる。C
3〇習得した知識や技能を活用して、世界各国地域における現象についてテーマを選び、思考力を働かせて現状と問題点を説明することができる。B
4〇現状を踏まえて、課題を明らかにし、解決すべき「問い」を立てることができる。D
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
130%授業終了時に書く小レポートで、自らの言葉で国際理解の理論と方法の基礎を具体的に説明できたか否かを評価する
220%授業終了時に書く小レポートで、世界各国・地域における現象について記述することができたか否かを評価する
330%発表で自らの言葉で現状と問題点を説明することができたか否かを評価する
420%発表で自ら問いを立て、自らの言葉で具体的に説明できたか否かを評価する
合計100% 
<授業の方法>
〇具体的に、授業の前半では、国際理解と多文化共生に関わる分野領域の文献や論文を概説したり、データを提示したりします。それらをもとに受講生でディスカッションします。

〇授業の後半では、受講生は、ディスカッションや調べたことをもとに発表します。後半で扱うトピックとアプローチは、受講生の興味・関心に合わせて柔軟に対応します。

*現段階では未定ですが、オンライン(オンデマンド型とライブ型の併用)で実施する予定です。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
 世界各国の事例だけでなく、山梨県内の身近な事例についても学びながら、様々な国際問題を知り、問題の背景について掘り下げます。授業では、多様な文化的背景を持つ人々が暮らしやすくなる社会とは何かを考えるために、議論や発表の機会があります。

 授業で取り扱うトピックは、受講生の興味関心に合わせて柔軟に対応します。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 鴨川明子編, 『アジアを学ぶ―海外調査研究の手法―』, 勁草書房, ISBN:4326546336
<授業計画の概要>
1タイトルオリエンテーション:授業の進め方、課題提出、出欠確認の練習
事前学習
事後学習
特になし。
授業内容オリエンテーション:授業の進め方、課題提出、出欠確認の練習
2タイトル現状:身近な国際理解と多文化共生に関わる事例を探す、一部オリエンテーション
事前学習
事後学習
レビューシート記入。
授業内容現状:身近な国際理解と多文化共生に関わる事例を探す、一部オリエンテーション
3タイトル理論:SDGs時代における国際理解教育とは?
事前学習
事後学習
レビューシート記入。案内に応じて動画をあらかじめ視聴する。
授業内容理論:国際理解教育とは?というタイトルで、先行研究について紹介する
4タイトルワークショップ:身近な国際理解と多文化共生の事例を考える
事前学習
事後学習
レビューシート記入。身近な国際理解と多文化共生の事例を探しておく。
授業内容ワークショップ:身近な国際理解と多文化共生の事例を考えるとともに、新宿区の大久保小学校における国際経理解教育の実践を動画で鑑賞する。
5タイトル現状:多様性と多文化共生を考える
事前学習
事後学習
レビューシート記入。指定された動画等を鑑賞した後で、オンライン授業。
授業内容現状:多様性と多文化共生を考える。前年度は「アカデミー賞に見る多様性」を素材に、動画を鑑賞しながらディスカッションをした。本年度は、時事問題から新たなテーマを開拓する可能性もある。
6タイトル理論:多様性と多文化共生を考える *プレゼンの説明とグループ分け                   
事前学習
事後学習
レビューシート記入。グループ確定する回のため、必ず出席し、グループを選択すること。
授業内容理論:多様性と多文化共生を考える。前年度は「アカデミー賞に見る多様性」を素材に、動画を鑑賞しながらディスカッションをした。本年度は、時事問題から新たなテーマを開拓する可能性もある。
7タイトル演習:多様性と多文化共生を考える *プレゼンの説明とグループ分け                   
事前学習
事後学習
レビューシート記入。グループ確定する回のため、必ず出席し、グループを選択すること。
授業内容演習:多様性と多文化共生を考える。前年度は「アカデミー賞に見る多様性」を素材に、動画を鑑賞しながらディスカッションをした。本年度は、時事問題から新たなテーマを開拓する可能性もある。
8タイトル演習:グループ発表の方法とグループワーク
事前学習
事後学習
レビューシート記入。グループディスカッション記録シート記入。
授業内容グループ発表の詳細を説明し、準備をする。
9タイトル現状:アジアの多文化状況と「マイノリティ」―オランウータンの国 マレーシア
事前学習
事後学習
レビューシート記入。案内に応じて動画をあらかじめ視聴する。
授業内容多文化社会マレーシアの現状について、ジェンダーやエスニシティをキーワードに動画を鑑賞する。
10タイトル理論とワークショップ:アジアの多文化状況と「マイノリティ」への支援策を知る
事前学習
事後学習
レビューシート記入。案内に応じて動画をあらかじめ視聴する。
授業内容多文化社会マレーシアの現状について、ジェンダーやエスニシティをキーワードに動画を鑑賞した後に、問いを立ててディスカッションする。
11タイトルグループ・ディスカッションとフィードバック:プレゼンの準備
事前学習
事後学習
レビューシート記入。グループディスカッション記録シート記入。
授業内容次回以降のグループ発表の準備をする
12タイトルミニプレゼン:行ってみたい国の文化や社会 アジア・アフリカ・欧米・中南米 等
事前学習
事後学習
レビューシート記入。グループ発表回の場合には準備をしてくる。
授業内容準備を進めてきたグループ発表の本番。
13タイトルミニプレゼン:興味・関心があるテーマ 外国人児童生徒、留学、オリンピック/スポーツ
事前学習
事後学習
レビューシート記入。グループ発表回の場合には準備をしてくる。
授業内容準備を進めてきたグループ発表の本番。
14タイトルミニプレゼン:興味・関心があるテーマ 貧困、ジェンダー/セクシュアリティ、SDGs
事前学習
事後学習
レビューシート記入。グループ発表回の場合には準備をしてくる。
授業内容準備を進めてきたグループ発表の本番。
15タイトル改めて、「多様な人々とともに生きる」とは?
事前学習
事後学習
レビューシート記入後、最終提出。最終課題については案内による。
授業内容これまでの振り返り。
<備考>
(未登録)