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授業科目名 分子生物学I
時間割番号 LBT215
担当教員名 幸田 尚
開講学期・曜日・時限 前期・月・III 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
分子生物学は現代の基礎生物学のあらゆる分野において必須であり、生命工学・応用生命科学においても基盤となる。ここでは分子生物学の基礎であるDNAの複製、転写、翻訳、DNAの損傷と修復などの基礎的知識を身につける。また、ゲノム構造の基本について具体的イメージを持つことができるよう理解する。
<到達目標>
核酸(DNA, RNA)の構造や化学的性質、遺伝情報における核酸の役割を理解し、記述できること。
ゲノムの構造やその複製、損傷の修復、遺伝子発現の仕組みや調節機構を理解し、記述できること。
<授業の方法>
講義を中心とする。必要に応じて理解度を確認するために小テストを行う。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 40  %核酸の構造や性質、遺伝子発現、複製、修復などを理解し、身に付けた知識やに関する設問に対して、正確に記述できるかを評価する。 
2小テスト/レポート 30  %演習課題により理解したことを正確に記述できるかを評価する。 
3受講態度 30  %課題に対する復習や授業中における疑問点への質問の回数等を評価する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
全ての生物が共通して遺伝情報を格納するDNAを中心として、生物学の基礎を身につけることができるような講義を目指します。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
第1回:分子生物学とは何か、生物学全体の中での位置付け
第2回:遺伝と遺伝情報、DNA
第3回:真核生物と原核生物、ウイルス。大局的に見た生物の分類
第4回:DNAの構造
第5回:RNAの構造
第6回:遺伝子の構造、ゲノム構造,クロマチン,ヌクレオソーム
第7回:DNAの複製
第8回:DNAの変異性と修復
第9回:転写のしくみ
第10回:RNAスプライシング
第11回:翻訳
第12回:タンパク質の生産
第13回:原核生物の転写調節
第14回:真核生物の転写調節
第15回:総括