授業科目名	ソーシャルデザイン特論
時間割番号	GLR593
担当教員名	安藤　勝洋／杉山　歩／箕浦　一哉
開講学期・曜日・時限	前期・金・IV	単位数	2
＜対象学生＞
(未登録)
＜授業の目的および概要＞
創造的問題解決の場面でシステム思考とデザイン思考が着目されています。システム思考とは物事をシステム（要素と要素間の関係）として捉えることです。デザイン思考とは、観察、発見、試作を繰り返しながらチームで協創する活動です。本講義では問題発見・解決法の考え方としてのシステム思考とデザイン思考を学ぶとともに、それらに関する方法論を学び、事例紹介とディスカッションを通して地域課題の発見及び解決案の提示を行えるようになります。
＜到達目標＞
１．組織論的視点からの分析方法を学び、地域コミュニティや組織をシステム思考の方法論により説明出来る様になる。 ２．観察、概念化、試作、テストといったデザイン思考の方法論を学ぶ事でデータ分析や定量評価のみでは捉える事の出来ない地域の課題を表出化し、解決案を提案出来る様になる。 ３． 問題発見から問題解決へのプロセスについて説明出来るようになる。
＜授業の方法＞
講義、ディスカッション、グループワークを行う。
＜成績評価の方法＞
No 評価項目 割合 評価の観点 1 小テスト／レポート  40  % 学期末レポート。システム思考・デザイン思考の考え方が理解できているか。システム思考・デザイン思考を活用できているか。  2 受講態度  30  % 各回の演習課題（含　議論への参加）。主体的に参加し、グループ活動に貢献できているか。  3 発表／表現等  30  % プレゼンテーション (発表態度、発表内容)。主体的に参加し、グループ活動に貢献できているか。
＜受講に際して・学生へのメッセージ＞
1.アクティブ・ラーニング形式の議論及びプレゼンを毎回の講義中に行う。 2.日本語または英語でコミュニケーションがとれること。議論は日本語または英語で行う。 3.グループワークではノートPCを用いた作業を行うので講義に持参する事が望ましい。
＜テキスト＞
特になし、適宜プリントなどを配布する。
＜参考書＞
アレックス・オスターワルダー ／イヴ・ピニュール, ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書, 翔泳社, ISBN:4798122971
＜授業計画の概要＞
第１回 システム思考の必要性：本講義の趣旨について説明を行い、簡単なグループワークを 　　　　行います（安藤） 第２回 システム思考の歴史１：問題解決法の必要性とシステム思考の歴史について学びます（安藤） 第３回　システム思考の歴史２：問題解決法の歴史的背景とシステム思考のトレンドについて 　　　　学びます（安藤） 第４回 地域課題とシステム思考：事例をもとに地域課題解決にとってのデザイン思考の必要性に 　　　　ついて学びます（安藤） 第５回 問題発見と課題解決１：システム思考のグループワークを行います（安藤） 第６回 問題発見と課題解決２：システム思考のグループワークを行います（杉山） 第７回　問題発見と課題解決３：システム思考のグループワークを行います（杉山） 第８回 デザイン思考の必要性：システム思考とデザイン思考の違いについて説明し、グループワークを 　　　　行います（杉山） 第９回 デザイン思考の歴史１：システム思考とデザイン思考の違いについて説明し、グループワークを 　　　　行います（杉山） 第10回　デザイン思考の歴史２：デザイン思考のトレンドと歴史的背景にについて学びます（杉山） 第11回 地域課題とデザイン思考：事例をもとに地域課題解決にとってのデザイン思考の必要性について 　　　　学びます（箕浦） 第12回 問題解決法１：デザイン思考のグループワークを行います（箕浦） 第13回 問題解決法２：デザイン思考のグループワークを行います（箕浦） 第14回 問題解決法３：デザイン思考のグループワークを行います（安藤） 第15回 まとめ：グループワークの発表及び議論を行います（杉山）