山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名
指導教員
機能成分解析学特論
奥田  徹/久本 雅嗣
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
418390 2 (未登録) 1 前期 II
[概要と目標]
本講義では、植物などの天然物素材から機能を有する化合物を分離・精製し、解析する方法に関する講義を行う。遺伝子、生合成経路、加熱やその他の加工による変化を含めた総合的な解析を行うことで、実社会に役立つ機能成分の利用を理解する。
[到達目標]
1.食品や飲料に含まれる機能を持つ成分の種類、その最新の機能および先進的分析法について学び、それを食品製造に適用することができる。
2.分析方法・機器の理解、分析を妨害する因子に対する理解を中心に、広く食品分析に関する分析の利用についてディスカッションし、食品としての品質と安全を担保する手段について説明できる。

食品成分の分析に必要な紫外可視吸収、赤外吸収、核磁気共鳴、質量分析などの各種分析法・分析機器の原理や技術を説明することができ、食品の成分や食品の品質管理の問題点の解決に向けた実現可能な計画を具体的に立案できる(問題解決力)。
[専攻の目標と講義の目標との関連性]
それぞれの食品に含まれる機能成分に関する知識を通じて、ワイン醸造学、応用微生物学、食品科学、及び植物機能開発等の専門知識と技術を応用し、「発酵・食品」に関する課題を解決できることができる。
[必要知識・準備]
生化学の知識及び大学での化学・生物・物理の知識を必要とする。
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 50  %到達目標の1,2が達成できているか記述試験で評価する 
2発表/表現等 50  %到達目標の1,2が達成できているかテーマを決めて発表会を行い評価する 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
  1. Pascal Ribéreau-Gayon, Handbook of Enology Volume 2, 2nd ed, Wiley, ISBN:0470010371
[講義項目]
1. 天然物からの目的化合物の抽出
2. 化合物の分離手法
3. 代謝経路の解明
4. 生合成遺伝子の解析
5. 工業的利用法の確立
6. 製品としての安定性
7. 論文を利用して(読み方)
8. 論文を利用して(解釈)
9. 統計の利用(検定)
10. 統計の利用(主成分分析)
11. 統計の利用(その他の多変量分析)
12. 分析のトラブルシューティング
13. 再現性
14. 新しい分析法を探す
15. 総合解析