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授業科目名
担当教員
電気電子工学
鳥山 孝司
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
TME314 2 (未登録) 3 前期 II
[概要]
 マイコン等による電子制御技術が一般的に用いられるようになり,機械技術者にとっても電気電子,及び情報関係の知識を持っていることが必須となっている。ここでは,電気電子技術の基本となる電気や,電気回路の基礎を学び,次に半導体や電子回路の基礎について学ぶ。
 これらの知識をふまえて,応用であるセンサからのデータ取得方法やマイコンによる制御方法の基礎を学ぶ。
[具体的な達成目標]
1)回路の理解:機械技術者に必要な電子回路などの理解に必要な知識を身につける
2)半導体素子の理解:半導体素子全体についての知識を持ち,目的に応じて必要な素子を選定できる
3) デジタル回路の基礎:論理回路の設計ができる
4)マイコンシステムの理解:マイコンシステムの基本的なシステム構成ができる
5) センサを用いたデータ取得システムが構築できる
[必要知識・準備]
高校の物理で学ぶ電気,及び原子核の知識。
「基礎物理,II」,「応用物理学II」において学ぶ基礎的な電気法則の知識があること。
もちろん,機械技術の基礎は必須である
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 40  %マイコン及び応用に関する理解 
2試験:中間期 30  %各電子素子の基本及び増幅回路の理解 
3小テスト/レポート 30  %提出期限の遵守 
[教科書]
  1. 西堀賢司, メカトロニクスのための電子回路基礎, コロナ社, ISBN:978-4-339-04390-7
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
1.直流と交流
   ・直流の基礎
   ・交流の基礎
2.電子部品の基礎知識その1
   ・抵抗
   ・コンデンサ
   ・コイル
3.電子部品の基礎知識その2
   ・ダイオード
   ・トランジスタ
4.デジタル回路の基礎
   ・10進数と2進数
   ・基本ゲート回路
   ・デジタルIC
5.増幅回路
   ・オペアンプ
   ・オペアンプを用いた増幅回路
   ・ドリフトとバイアス
6.センサの基礎
   ・機械量を検出するセンサ
   ・物体を検出するセンサ
   ・その他のセンサ
7.中間評価
8.マイコン
   ・PIC
   ・AVR
   ・Arduino
9.マイコンによる制御方法
   ・TTL信号
   ・アナログデジタル変換
   ・PWM制御
10.アクチュエータの基礎
   ・アクチュエータ(直流モータ,交流モータ)
   ・アクチュエータ(サーボモータ,ステッピングモータ)
   ・アクチュエータの駆動
11.Arduinoのプログラミング
   ・Arduino Studio
   ・Sketchの書き方
12.TTL出力及びスイッチ
   ・TTL出力(LEDの点灯)
   ・スイッチの組込
13.PWM制御
   ・直流モータの回転速度の制御
   ・電力調整システムの作成
   ・サーボの操作
14.アナログセンサからのデータ取得
   ・回路設計(オペアンプなど)
   ・計測精度
15.期末評価
[教育方法]
講義の間に適宜演習を行う。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
(未登録)