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授業科目名
担当教員
流体工学II
山本 義暢
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
TME310 2 (未登録) 3 前期 IV
[概要]
流体工学Iで学んだ基礎理論(流れを表す物理量:速度、加速度、圧力、せん断力)を拡張し、流体の運動方程式を導出する。これにより流体運動の相似則を確認する。さらに、運動量理論、管内の流れ、物体周りの流れ、乱流について学び,流体運動をより精確に理解する方法について学ぶ。
[具体的な達成目標]
(1)流体運動の方程式の導出・説明ができる
(2)流体運動の相似則を説明できる
(3)損失のある円管における流量、圧力降下が計算できる
(4)物体に働く抗力・揚力を説明できる
(5)乱流の初歩を説明できる
[必要知識・準備]
この講義では以下の科目を習得していることを前提にしています
線形代数、微分積分学、流体工学I、微分方程式
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 35  %達成目標と関連した問題を課し,目標の理解度を評価 
2試験:中間期 35  %達成目標と関連した問題を課し,目標の理解度を評価 
3小テスト/レポート 30  %特別な理由無く期限までに提出できない場合には評価しない 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
  1. 日野幹雄, 流体力学, 朝倉書店, ISBN:4254200668
  2. 巽友正, 流体力学, 培風館, ISBN:456302421X
[講義項目]
(1)講義の概要と目標
(2) ベクトル解析 ベクトル・テンソル表記、ガウスの定理、ストークスの定理
(3) 流体の運動方程式、その1
  質量保存則と粘性法則
(4) 流体の運動方程式、その2
  運動量保存則、レイノルズ数
(5) 流体の運動方程式、その3
  エネルギー保存則
(6) 流体方程式を用いた流体現象の考察
(7) 数値流体力学
(8) 中間試験
(9) 管内の流れ、その1
  管摩擦損失   
(10) 管内の流れ、その2
  直円管の流れ
(11)乱流とその抵抗
  レイノルズ平均、レイノルズ応力
(12) 管内の流れ、その3
  管断面積が急激に変化する流れ
(13)物体まわりの流れ、その1
  抗力と揚力
(14)物体まわりの流れ、その2
  円柱まわりの流れ
(15)期末試験と総括評価
[教育方法]
講義はPPTを用いて説明する
数式を単に覚えることを評価の対象とはしない。
流体の物理現象を記述する式の意味を理解することを重視する。
また各回において演習課題を課す
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
オフィスアワー:講義終了後(A1-107室まで)