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授業科目名
担当教員
デジタル回路I
小谷 信司/渡邉 寛望
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
TJM304 2 (未登録) 3 前期 I
[概要]
電気系科目の基盤科目の1つにデジタル回路があります。この科目ではデジタル回路の基礎を広く学びます。具体的には、論理関数、組合わせ回路、順序回路の基本的な性質とデジタル回路を解析・設計するための方法を演習を交えながら学びます。
[具体的な達成目標]
1.デジタル回路に関する基礎的な知識を習得する。
2.論理関数、組合わせ回路、順序回路について回路の解析、設計の基礎を説明できる。
[必要知識・準備]
2進数、論理関数、集合の簡単な数学を復習しておくと授業の理解に役立つでしょう。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 40  %後半の授業の理解度 
2試験:中間期 40  %前半の授業の理解度 
3小テスト/レポート 20  %授業中の課題理解度 
[教科書]
  1. 高木 直史, 新インターユニバーシティ:論理回路, オーム社, ISBN:978-4-274-20959-8
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
1.オリエンテーション:論理回路の学び方、ビット、バイト、コンピュータの歴史
2.2進数:2進数、N進数、M進数からN進数への変換、数の理解
3.論理代数と論理関数:論理演算、論理代数、論理式、論理関数
4.論理関数の表現:真理値のベクトル表現、積和型論理式、和積型論理式、カルノー図
5.組合せ回路(1):基本的な論理ゲート、組合せ回路で論理関数の実現、組合せ回路から論理関数の導出、加算器(半加算
器、全加算機)
6.組合せ回路(2):比較器、マルチプレクサ
7.組合せ回路(3):マルチプレクサ、デマルチプレクサ、デコーダ、エンコーダ
8.総括評価・まとめ(前半)
9.二段組合わせ回路の設計(1):AND-OR二段組合せ回路、PLA、カルノー図による簡単化
10.二段組合わせ回路の設計(2):クワイン・マクラスキ法、M入力N出力の簡単化、ハミング距離
11. 同期式順序回路(1):状態、遷移、状態遷移図
12. 同期式順序回路(2):RSフリップフロップ、クロック
13. 同期式順序回路(3):Dフリップフロップ、Tフリップフロップ
14. 同期式順序回路(4):JKフリップフロップ、クロック入力、正論理、負論理、エッジ
15. 総括評価・まとめ(後半)
[教育方法]
小さな単元で、「理論の学習・演習・発展項目」を繰り返し、初学者が、デジタル回路に関する基本知識を身につけられるようにする。
[実務経験のある教員による授業科目の概要]
ハードウエアの性能と特徴を考慮したソフトウエア設計の実務経験を持ち、
その実務経験をデジタル回路Iで修得する項目の実践応用に活かす。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
この科目は、電気系科目の核となる科目です。しっかり勉強してください。演習を多くしてゆっくり授業を進めますので、余力のある人は、演習問題を自分で勉強してほしい。後続科目の学習に必ず役立ちます。