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授業科目名
担当教員
電気エネルギー変換工学
宇野 和行
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
TEE313 2 (未登録) 3,4 前期 III
[概要]
電気エネルギーは変換,制御,輸送などが容易にできるので,優れたエネルギー形態である.発電所では力学的エネルギーや熱エネルギーが電気エネルギーに変換される.そして効率よく輸送され,我々はそのエネルギーを別の形態のエネルギーに変換し,使用している.電気エネルギー変換工学では電気エネルギーから電気エネルギーへの変換(変圧器,半導体による電力変換装置),電気エネルギーと機械エネルギーの相互変換(発電機,電動機)などについて,それぞれの機器の原理,構造,特性などを扱う.また,現在あらゆる分野にモータが使用されており,高級車車などでは数十個のモータが使用されている.ここでは,実際に使われているステッピングモータや小型モータの原理,制御などについても学習する.本講義の目的は,上記機器の原理・特徴を理解することである.
※ 本授業科目は、「COCコース別専門科目」
[具体的な達成目標]
電気−機械エネルギー変換の原理が説明できること.
変圧器の構造,特性について説明できること.
直流電動機の基本原理が説明できること.
誘導電動機,同期電動機の基本原理が説明できること.
ステッピングモータの特徴,駆動方法が説明できること.
[必要知識・準備]
電気回路,電磁気学を習得していることが望ましい.
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 100  %上記「具体的な目標」を評価し、それが6割以上達成されていることを確認する 
[教科書]
  1. 深尾正, First Stageシリーズ 電気機器概論, 実教出版, ISBN:978-4-407-33739-6
[参考書]
  1. 深尾 正, 電気機器演習ノート, 実教出版, ISBN:978-4-407-31343-7
  2. 柴田岩夫/三澤茂, エネルギー変換工学, 森北出版, ISBN:4-627-70570-0
[講義項目]
1.電気エネルギー変換の原理 
  機械エネルギーと電気エネルギーの相互変換

2.電気材料
  導電材料,磁性材料,絶縁材料,半導体材料

3.変圧器の構造と等価回路
  変圧器の構造,変圧器の電圧・電流,変圧器の等価回路

4.変圧器の特性
  変圧器の電圧変動率,変圧器の損失と効率

5.直流電動機の原理と構造
  原理と構造,界磁巻線の結線方法と特性

6.直流電動機の始動と速度制御

7.直流発電機

8.誘導電動機
  回転磁界,原理,構造

9.三相誘導電動機の等価回路
 
10.三相誘導電動機の運転,速度制御,単相誘導電動機

11.同期発電機の原理と特性
   原理,構造,等価回路,特性

12.同期電動機の原理と特性
   原理,構造,等価回路,特性

13.小型電動機
   小型直流機とその制御,サーボモータ,ステッピングモータの構造と駆動方法

14.演習

15.期末試験と試験解説
[教育方法]
板書とスライド,動画を併用して講義を行う.
図書については,1回目の講義にて説明する.
講義前にスライド資料をCNSにて配布する.
スライド資料だけでなく,上述の参考書やその他の図書,webを利用し,最新の情報を得ることが望ましい.
[実務経験のある教員による授業科目の概要]
担当教員は,レーザー装置の開発・製品化の実務経験を有する.レーザーは,電気エネルギーを光エネルギーに変換する装置であり,一種のエネルギー変換装置である.講義の中で,担当教員の実務経験に基づいた知見も紹介する.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
(未登録)