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授業科目名
担当教員
情報システムと社会I
安藤 英俊/丸橋 透
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
TCS206 2 (未登録) 2 前期 III
[概要]
コンピュータやネットワークが高度に発達した今日の情報化社会といわれる環境では,年々悪質化するコンピュータ犯罪,コンピュータウィルスの蔓延,情報漏洩やサイバーテロなど,それ以前の社会環境における常識的判断や倫理観だけでは対処が困難な問題が多い.この授業では単に情報化社会を生き抜く人間としてだけでなく,情報化社会をリードする役割を担う新しい世代の社会人として必要とされる法的・技術的な知識,およびそれらを正しく使いこなし自主的に判断するための価値観・倫理観を身に付けることを目標とする.
[具体的な達成目標]
1. 情報システムに関する基礎的事項と用語を習得する
2. 情報社会での諸問題に関する技術的・法的知識の習得
3. 技術,法律,倫理に関する知識を活用し,未知の問題に対処する力を養う
[必要知識・準備]
コンピュータネットワークに関する基礎知識
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 20  %発表会における議論参加を通じて目標1の達成度を評価する 
2小テスト/レポート 40  %レポートにより目標2の達成度を評価する 
3発表/表現等 40  %割り当てられた課題に対する調査・発表を通じて,目標3の達成度を評価する 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
順不同で大体以下のような項目について解説するとともに,グループによる発表と議論を行う.
1.情報,社会,倫理,情報社会,情報倫理
2.セキュリティポリシー,ファイアウォール
3.不正アクセスの手法と対策
4.セキュリティホールランキングと対策
5.企業のセキュリティ対策
6.情報公開と個人情報保護
7.情報社会と著作権
8.情報社会と特許
9.盗聴技術,暗号技術の動向
10.ユビキタス社会の課題
11.著作権関係の裁判にみる技術と法律
12.技術の標準化と特許問題,サブマリン特許
13.メディアとしてのインターネットの特性
14.各種倫理要綱の紹介,情報通信白書
15.試験等
[教育方法]
スライドを中心に解説を行い,適宜ビデオ映像を併用する.
発表と議論に参加することで能動的学習を実践する.
[実務経験のある教員による授業科目の概要]
担当教員は大学/企業のコンピュータ・ネットワークシステムの設計・運用の実務経験を有する.セキュリティ技術の理論から実践まで具体的に紹介すると同時に関連法規についても触れ,多くの実例紹介を通じて現実に起きている問題に対応するための知恵を身につけてもらうことを目指す.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
(学科間共通科目)JMは応用工学部門の科目