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授業科目名
担当教員
基礎電気理論
小澤 賢司
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
TCS202 2 (未登録) 2 前期 II
[概要]
我々の身の回りには電子機器がありふれているが,工学者としてはその動作原理を知っていることが望ましい.そこで,本講義前半では,電話等のメディアにおける音声処理の基礎となる1次元信号処理を学ぶ.また,講義後半では,半導体など電子回路の基礎から始め,それらが身近なメディア機器にどのように利用されているかを学ぶ.
☆カリキュラム中での位置付け:CS学科のカリキュラム
[具体的な達成目標]
(1) 1次元信号処理の基本を習得する.具体的には,時間領域と周波数領域における情報表現を理解した上で,フィルタリングを行うことができるようになる.
(2) 半導体の性質を理解した上で,ダイオード・トランジスタを組み合わせることでメモリや論理回路といった半導体デバイスを構成することを理解する.
[必要知識・準備]
電磁気学の基礎(物理学II)
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 40  %講義の後半の項目に関して評価する 
2試験:中間期 40  %講義の前半の項目に関して評価する 
3小テスト/レポート 20  %毎回の理解度を評価する 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
  1. 岩田彰, ディジタルシグナルプロセッシング, コロナ社, ISBN:978-4-339-02713-6
  2. 大熊康弘, 図解でわかる はじめての電気回路, 技術評論社, ISBN:4-7741-0922-3
[講義項目]
第1回 ガイダンス,A/D変換,波の数式表現
第2回 フーリエ級数展開・スペクトル
第3回 複素フーリエ級数展開・複素スペクトル表現
第4回 離散フーリエ変換
第5回 インパルス応答と畳み込み・FIRフィルタ
第6回 z変換・IIRフィルタ
第7回 音声認識・合成の基礎
第8回 中間評価:まとめ
第9回 半導体・ダイオード・トランジスタ
第10回 トランジスタ(続き),IC・LSI
第11回 ディジタルICの構造と動作(DTL, TTL)
第12回 ディジタルICの構造と動作(CMOS構造)・メモリ(SRAM)
第13回 メモリ(DRAM, EEPROM)/トランスファゲート/液晶・TFT
第14回 センサ/オペアンプ
第15回 総括評価:まとめ
[教育方法]
・必要に応じプリントを配布する.
・毎回,講義の終了時に小テストを行うことで,授業内容に関する理解度を履修者自身がチェックする機会とする.
・信号処理の概念を体得するために,Pythonを用いて自身で描画・音信号の処理を行う.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
(未登録)