授業科目名				担当教員
コンクリート構造学第一				斉藤　成彦
時間割番号	単位数	コース	履修年次	期別	曜日	時限
TCE209	2	(未登録)	2	後期	月	I
［概要］
鉄筋コンクリート構造は，建設材料学及び演習で学習したコンクリートと鋼材を効果的に組み合わせた合理的な構造であるため，持続可能な社会基盤施設の構築に広く用いられている．この講義では，鉄筋コンクリート構造の原理と特徴を理解し，曲げを受ける部材の応力度や耐荷力の算定について学ぶことで，設計技術に関する基礎的知識を身につける．
［具体的な達成目標］
・鉄筋コンクリート構造の原理と特徴が説明できる． ・鉄筋コンクリートはり部材の曲げ挙動を説明できる． ・鉄筋コンクリートはり部材の曲げ応力度を算定できる． ・鉄筋コンクリートはり部材の終局曲げモーメントを算定できる．
［必要知識・準備］
・構造力学で学んだはり部材に関する知識 ・応力やひずみ，曲げモーメントに関する知識 ・建設材料学及び演習で学んだコンクリートおよび鋼材に関する知識
［評価方法・評価基準］
No 評価項目 割合 評価の観点 1 試験：期末期  50  % 授業理解力、日常的勉学努力  2 試験：中間期  50  % 授業理解力、日常的勉学努力
［教科書］
町田篤彦、他３名, 鉄筋コンクリート工学, オーム社, ISBN:4274131114
［参考書］
(未登録)
［講義項目］
１．鉄筋コンクリートの特徴 　２．応力，ひずみ，断面力 　３．コンクリートの力学的性質 　４．鉄筋の力学的性質 　５．曲げモーメントを受ける部材 　６．RCの曲げ応力度の算定（単鉄筋断面） 　７．RCの曲げ応力度の算定（複鉄筋断面） 　８．RCの曲げ応力度の算定（T形断面） 　９．中間評価・まとめ ここまでで曲げ応力度が算定できるようにする １０．RC部材の曲げ破壊挙動 １１．RC部材の曲げ破壊の計形式と釣合鉄筋比 １２．RC部材の終局曲げモーメントの算定（単鉄筋矩形断面） １３．RC部材の終局曲げモーメントの算定（複鉄筋矩形断面） １４．RC部材の終局曲げモーメントの算定（T形断面） １５．評価：総括・まとめ ここまでで終局曲げモーメントが算定できるようにする 予習：テキストの該当部分を読む 復習：ノートを再読し、テキストの練習問題を解く
［教育方法］
・通常の講義形式の授業である。 ・理解を助けるために、例題の説明を行う。 ・重要な項目については、宿題として演習問題を課す。
［JABEEプログラムの学習・教育目標との対応］
《土木環境工学科》 (C) 専門基礎学力 　土木材料・力学一般、構造工学・地震工学、地盤工学、水工水理学、交通工学・国土計画、土木環境システムの基礎を理解して、これを説明することができる。 ○ (F) 問題の把握および専門知識の応用力 　基礎科目で習得した知識・技術を課題探究、問題解決に応用することができる。 ◎
［その他］
本講義の位置付け 構造力学及び演習第一＆建設材料学及び演習　→　コンクリート構造学第一　→　コンクリート構造学第二