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授業科目名
担当教員
基礎生物学
森 一博
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
TCE111 2 (未登録) 1 後期 III
[概要]
生物学の進歩は目覚ましく技術的な応用も盛んである。そのため生物学の範囲は大きく広がり,内容も非常に豊富で物理や化学分野とも密接に関連する。本講義では,これまでに生物学を履修していないことを前提として,前半では生物の細胞はどのようなものからどのようなものがつくられているのか,後半では生物細胞ではどのような反応がおきるのか,またどのような生物がいるのかを主題として生物学の基礎を学ぶ。ここで学んだことは環境生態学,水処理工学,環境生物工学,環境工学実験などの科目で学習する事項の基礎にもなっている。<土木環境工学科の学習・教育目標との対応:技術者としての知的基盤の形成>
[具体的な達成目標]
1. 生体物質とその働きについて基本事項を理解し,考え方を説明できる。
2. 細胞のつくりとその働について基本事項を理解し,考え方を説明できる。
3. 核酸の働きと遺伝について基本事項を理解し,考え方を説明できる。
4. 生体反応について基本事項を理解し,考え方を説明できる。
5. 生物の多様性と系統について基本事項を理解し,考え方を説明できる。
[必要知識・準備]
教科書等であらかじめ指定した個所を予習してください。また,復習により次回の予習と講義の受講に支障がないようにしてください。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 40  %達成目標4.と5.の理解力を評価する 
2試験:中間期 40  %達成目標1.〜3.の理解力を評価する 
3小テスト/レポート 20  %授業内容に関する小テストの結果も評価に加算する。 
[教科書]
  1. 中村 運, 基礎生物学, 培風館, ISBN:4563077550
[参考書]
  1. なし
[講義項目]
1. 生体物質とその働き(1)(細胞を構成する分子)
2. 生体物質とその働き(2)(細胞内小器官)
3. 細胞のつくりとその働き
4. 核酸の働きと遺伝(1) (遺伝と遺伝子)
5. 核酸の働きと遺伝(2) (DNAの複製,遺伝子の発現と調節)
6. 核酸の働きと遺伝(3) (遺伝子工学)
7. 中間評価(総括とまとめ)
8. 生体反応(1)     (異化と同化,発酵)
9. 生体反応(2)     (呼吸)
10.生体反応(3)     (光合成:明反応)
11.生体反応(4)     (光合成・暗反応,化学合成)
12.生物の多様性と系統−多様な生物の世界−(1)生物の分類
13.生物の多様性と系統−多様な生物の世界−(2)生物の進化
14.生命科学と我々の暮らし
15.評価(総括とまとめ)

予習:事前に伝える次回の講義事項について,テキストや配布資料をよく読んで予習に努めて下さい。。
復習:講義資料やノートを見ながらで良いので,授業で行った小テストを再度解くなどして復習に努めて下さい。
[教育方法]
理解を深めると同時に応用力を養うため,講義と共に小テストを毎回行う。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《土木環境工学科》
(B) 技術者としての知的基盤の形成
 科学技術における基礎としての数学、自然科学、情報処理能力を身につけ、知的基盤を形成して、これを応用することができる。
[その他]
授業への要望があれば,いつでも受け付けます。
本授業の科目は,以下のような位置づけである.
基礎生物学,基礎化学I,基礎化学II→環境生態学→水処理工学,環境生物工学