授業科目名	行政法I
時間割番号	LSS219
担当教員名	若生　直志
開講学期・曜日・時限	前期・金・V	単位数	2
＜対象学生＞
地域社会システム学科2〜4年　環境科学科3年
＜授業の目的および概要＞
憲法や民法とは異なり、行政法という名前の法律はありません。行政に関する法律全てが行政法です。日本には現在約２０００の法律がありますが、その多くは行政法であると言えます。この授業では、これら全ての法律に共通するルール及びそのルールから逸脱した場合の解決方法を学んでいきます。
＜到達目標＞
１．行政活動のルールを法学的観点から説明できること。 ２．行政関連の紛争の解決方法を提示できること。
＜授業の方法＞
講義形式。毎回レジュメを配布します。理解度確認のためのリアクションペーパーを毎回課す予定。
＜成績評価の方法＞
No 評価項目 割合 評価の観点 1 試験：期末期  85  % 行政法の基礎的な考え方や制度について理解できているかを問う。  2 小テスト／レポート  15  % リアクションペーパーを課す。
＜受講に際して・学生へのメッセージ＞
憲法や民法の知識があると行政法の理解もスムーズになりますので、憲法や民法も予め（または同時に）履修しておくことをお勧めします。
＜テキスト＞
テキストは特に指定しないが、六法があるとよい。例えば以下のようなものがある。 宇賀克也・佐伯仁志（編）, ポケット六法 平成31年版, 有斐閣, ISBN:978-4641009196 鎌田薫（編集代表）, デイリー六法2019 平成31年版, 三省堂, ISBN:978-4385159621 池田真朗ほか（編）, 法学六法'19, 信山社, ISBN:978-4797257496
＜参考書＞
石川敏行ほか, はじめての行政法〔第4版〕, 有斐閣, ISBN:978-4641221154
＜授業計画の概要＞
１　ガイダンス、行政法の基礎 ２　行政組織法1（国の行政機関、地方の行政機関） ３　行政組織法2（公物、公務員） ４　行政作用法1（行政行為） ５　行政作用法2（行政立法、行政計画） ６　行政作用法3（行政指導、行政契約） ７　行政作用法4（行政上の実効性確保手段、行政調査） ８　行政手続法 ９　行政救済法1（行政不服審査） １０　行政救済法2（行政訴訟：取消訴訟） １１　行政救済法3（行政訴訟：取消訴訟以外の行政訴訟） １２　行政救済法4（国家賠償：公権力行使責任） １３　行政救済法5（国家賠償：営造物管理責任） １４　行政救済法6（損失補償） １５　まとめ