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授業科目名 | 生物学概論 | ||||||||||||||
時間割番号 | LPC109 | ||||||||||||||
担当教員名 | 大槻 隆司/舟根 和美/御園生 拓/黄瀬 佳之/岸上 哲士 | ||||||||||||||
開講学期・曜日・時限 | 前期・月・I | 単位数 | 2 | ||||||||||||
<対象学生> | |||||||||||||||
生命環境学部1年生 | |||||||||||||||
<授業の目的および概要> | |||||||||||||||
生命科学・食物・環境等の分野を学ぶ上で基礎となる生物そのもの、および関連する事象の理解をめざす。高校で生物を学んでいない者も含めて、細胞、代謝、進化、系統、生態系等に関する基礎知識を習得し、特に生物学的観点からヒトを見る視点を涵養する。 | |||||||||||||||
<到達目標> | |||||||||||||||
ヒトを含む生物にみられる生命現象を科学的に説明できる。 生態系と人間社会の関係について地球環境問題を視野に入れて具体的に考えることができる。 |
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<授業の方法> | |||||||||||||||
映像資料を利用した講義を主とし、各回のテーマに沿って生物学的な視座を育てる。リアクションペーパー等の活用により理解の程度を把握することがある。 | |||||||||||||||
<成績評価の方法> | |||||||||||||||
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<受講に際して・学生へのメッセージ> | |||||||||||||||
生物学は単に知識を覚えるだけではなく、それらの知識を融合して論理的に解釈することが重要となるので、自分の中で知識を整理し、生物に対する世界観を醸成することを期待する。 | |||||||||||||||
<テキスト> | |||||||||||||||
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<参考書> | |||||||||||||||
<授業計画の概要> | |||||||||||||||
第1回:生物界の構造(大槻) 授業ガイダンス。生物界の階層性と生物学の体系を理解する。 第2回:細胞の構造(舟根) 生物の単位としての細胞の基本的な特徴(真核生物と原核生物)と細胞内小器官の機能について理解する。 第3回:生命の基本分子(舟根) 生物を構成する基本分子である糖、タンパク質、脂質について理解する。 第4回:タンパク質の構造と機能(舟根) 生体内の物理構造と化学反応を担うタンパク質について、構造と機能を理解する。 第5回:代謝(舟根) 物質代謝とエネルギー生産の基本的概念について理解する。 第6回:核酸の構造と機能(大槻) 生物情報の保存と伝達を担う核酸の構造と機能について理解する。 第7回:遺伝情報の発現(大槻) 生物の根幹であるセントラルドグマについて理解する。 第8回:遺伝・変異・遺伝子工学(大槻) 進化の駆動力ともなる変異と遺伝や、それらの人為的改変を可能にした遺伝子工学について理解する。 第9回:微生物(舟根) 肉眼では捉えにくい微生物の分類法や我々の生活との関わりについて理解する。 第10回:動物の生殖と発生(岸上) 動物の生殖と発生のしくみやクローン動物の概念について理解する。 第11回:動物の体内環境とその維持(岸上) 神経やホルモンによる体内環境調節のしくみや免疫機構について理解する。 第12回:植物の分類と生活史(黄瀬) 植物の機能型分類と生活史の特徴について理解する。 第13回:植物における養水分の吸収、光合成と環境応答(黄瀬) 植物の成長・生存に関わる養水分の吸収や光合成の仕組みと環境応答戦略について理解する。 第14回:生物の系統と多様性(御園生) 生物の系統と進化のしくみ、現在の地球上の生物の多様性について理解する。 第15回:全体の総括と評価(大槻) |
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<実務経験のある教員による授業科目の概要> | |||||||||||||||
国内外の国立研究機関での実務経験をもつ先生方による研究経験を生かして講義をします。 |