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授業科目名 | 生物工学実験I | ||||||||||||||||||
時間割番号 | LBT320 | ||||||||||||||||||
担当教員名 | 大山 拓次/川上 隆史/志浦 寛相 | ||||||||||||||||||
開講学期・曜日・時限 | 前期・月/火/木/金/水・III-IV/III-IV/III-IV/III-IV/III-IV | 単位数 | 3 | ||||||||||||||||
<対象学生> | |||||||||||||||||||
(未登録) | |||||||||||||||||||
<授業の目的および概要> | |||||||||||||||||||
生物化学(生化学)は生命現象を分子レベルで理解する学問であり、生物体に含まれる物質の構造と機能および代謝と制御などが重要な研究分野である。生物化学は生物学、農学、薬学、医学などにおいて、分子生物学と共に生命科学(ライフサイエンス)を支える基本的な研究分野である。そのため、生物に関する何れの分野に進むにしても、生物化学を理解し、その実際を知っておくことは必要不可欠である。本実験では、生命活動を支えている物質を生体から取り出し、その性質や働きを実験を通して理解すると共に基本的な実験器具や装置および試薬の取り扱い方を学ぶ。コンピュータを利用したデータ処理も学ぶ。 | |||||||||||||||||||
<到達目標> | |||||||||||||||||||
(1)生物化学実験を行う際の基本的な理論と実際が身に付く。 (2)器具や機器の取り扱い方が身に付く。 (3)pHと緩衝液が実験を通して理解できる。 (4)基本的な物質の分離方法が身に付く。 (5)アミノ酸とタンパク質に関する基本的実験を通して、取り扱い方や性質が理解できる。 (6)炭水化物(糖質)取り扱い方や性質が実験を通して理解できる。 (7)脂質に関する分析実験から性質や取り扱い方が理解できる。 (8)核酸の性質や取り扱い方が実験を通して理解できる。 (9)酵素反応の仕方や酵素の性質を実験から理解できる。 (10)簡単な代謝物の定量・定性実験を通して代謝物の取り扱い方が理解できる。 (11)コンピュータによるデータ処理が理解できる。 |
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<授業の方法> | |||||||||||||||||||
実験 | |||||||||||||||||||
<成績評価の方法> | |||||||||||||||||||
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<受講に際して・学生へのメッセージ> | |||||||||||||||||||
二年次までの生命工学の専門授業を十分に理解しておく必要がある。ほぼ全ての生体分子をターゲットとした生化学実験を行うため、不十分な知識で実験を実施しても、実験の中身を全く理解できない点、十分に留意していただきたい。 | |||||||||||||||||||
<テキスト> | |||||||||||||||||||
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<参考書> | |||||||||||||||||||
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<授業計画の概要> | |||||||||||||||||||
第1回:器具洗浄、ガラス細工、秤量、試薬調製、測定機器の取り扱い方 第2回:pKaの測定、緩衝液の緩衝能力の測定 コンピュータを用いてデータ処理する。 第3回:吸着クロマトグラフィーと透析膜による物質の分離 第4回:ペーパークロマトグラフィーによるアミノ酸の同定 第5回:等電点沈殿法を用いた牛乳からのカゼインの分離 第6回:合成で得たグリシンの同定 第7回:酵母から抽出した酵素を用いてスクロースからグルコースへの分解と、酵素法 第8回:多糖類の検出 第9回:生体からの脂質抽出と薄層クロマトグラフィーによる脂質の分画 第10回:体からのRNAの抽出・単離 第11回:RNA中のリンの定量 第12回:酵素反応初速度の測定 コンピュータを用いてデータ処理する。 第13回:ミカエリス定数の算出 コンピュータを用いて算出する。 第14回:酵母の発酵におけるピルビン酸とアセトアルデヒド生成の測定 第15回:レモンからのクエン酸、芳香成分の分離,タンパク質の結晶化 |
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<実務経験のある教員による授業科目の概要> | |||||||||||||||||||
生物分子工学研究所での実務に関連して、DNA複製と修復に関するタンパク質群の構造生物学的研究ついて実習指導ならびに講義を行う(大山)。産業技術総合研究所 創薬分子プロファイリング研究センターでの実務経験を活かして、創薬に関連するケミカルバイオロジー研究の基礎について実習指導ならびに講義を行う(川上)。理化学研究所での実務に関連して、ジェネティクスおよびエピジェネティクス研究の基礎について実習指導ならびに講義を行う(志浦)。 |