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授業科目名
担当教員
発送電工学特論
宇野 和行
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
GTE508 2 (未登録) 1 前期 I
[概要と目標]
エネルギー工学は専門を超えてあらゆる工学の分野に広がっている.2011年の東日本大震災は原子力発電所に大きなダメージを与え,日本あるいは世界のエネルギー供給システムの大きなパラダイムシフトのきっかけとなった.
本講義の目的は,電気エネルギーの分野にとどまらず,化石燃料などのエネルギー資源や自然エネルギーの効率的な利用方法を習熟することと,最新のエネルギー事情や技術を調査することである.
[到達目標]
1.電気エネルギーの歴史,発電・送電・電力利用・エネルギー変換について説明できる
2.エネルギー資源:化石燃料と原子力エネルギーについて説明できる
3.熱エネルギーの物理と利用,ヒートポンプについて説明できる
4.化学エネルギーと燃料電池,水素エネルギーを基礎とする電力システムについて説明できる
[必要知識・準備]
学部において,高電圧工学,送電工学等を受講していることが望ましい
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1発表/表現等 100  %プレゼンテーションとディスカッションで総合的に評価する 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
  1. 桂井 誠, 基礎エネルギー工学, 数理工学社, ISBN:4-901683-04-7
[講義項目]
以下の各項目を受講生が調査し,プレゼンテーションを行い,ディスカッションを行う.
講義の進め方は,1回目の講義にて説明する.

第1講 1.1 仕事・エネルギー
   1.2 動力革命
第2講 世界の1次エネルギー供給の現状と問題点
第3講 2.1 電気エネルギーの歴史と電力事業
第4講 2.2 我が国の電力事業 電力の自由化まで
第5講 2.3 発電工学,送電工学,変電工学 
第6講 2.4 直流エネルギーとパワーエレクトロニクス
第7講 3.1 エネルギー資源の変遷
第8講 3.2 原子力エネルギー,原子力発電所のメルトダウン事故はどうすれば防げたか
第9講 3.3 核融合研究
第10講 4.1 熱力学
第11講 4.2 火力発電・原子力発電の熱力学
第12講 4.3 ヒートポンプ
第13講 5.1 化学エネルギーと電池
第14講 5.2 水素エネルギーと燃料電池
第15講 まとめ