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授業科目名
担当教員
物理化学特論
柴田 正実/米山 直樹
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
GTA505 2 (未登録) 1 後期 I
[概要と目標]
機能性材料の研究に必要な物理化学の知識を深めるため,前半では分子の波動関数や振動モードの扱いについて,対称性と化学結合論の観点から解説する.後半では固体の"表面"での物理と化学について,めっきや電解を反応例として取り上げ,電気化学の観点から解説する.
[到達目標]
対称性と化学結合論に関しての発展的な知識を元に,分子の量子力学的な取り扱いに関して理解を深める.
電気化学の基礎知識に基づいて、金属表面で起こる反応を説明することができる.
[必要知識・準備]
学部の物理化学系科目で学んだ内容すべて.
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 20  %授業後半に関する理解度を評価する 
2試験:中間期 20  %授業前半に関する理解度を評価する 
3小テスト/レポート 40  %授業に関する項目の理解度を評価する 
4受講態度 20  %授業中の質疑応答等を総合的に評価する 
[教科書]
  1. アトキンス物理化学(上・下) 第8版, 東京化学同人
[参考書]
  1. 今野豊彦, 物質の対称性と群論
  2. 春山志郎, 表面技術者のための電気化学, 丸善
[講義項目]
第1回 ガイダンス、対称操作の復習(上巻・12)
第2回 分子の対称性(1)指標表(上巻・12)
第3回 分子の対称性(2)水の分子振動(上巻・12,下巻・13, 副教材)
第4回 分子の対称性(3)アンモニアの分子振動
第5回 化学結合(1)共有結合(上巻・11)
第6回 化学結合(2)イオン結合(下巻・20)
第7回 化学結合(3)ファンデルワールス結合(下巻・18)
第8回 中間総括
第9回 固体表面の成長(下巻・25.1-2)
第10回 表面における触媒作用(下巻・25.5-7)
第11回 電気化学の基礎(学部講義内容上巻・7.5-9および下巻・25.8-10の復習)
第12回 電気分解とその応用(下巻・25.11、副教材)
第13回 電析過程(副教材)
第14回 無電解めっき過程(副教材)
第15回 総括