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授業科目名 | 環境法演習 | ||||||||||||||||||
時間割番号 | GLR541 | ||||||||||||||||||
担当教員名 | 伊藤 智基 | ||||||||||||||||||
開講学期・曜日・時限 | 後期・木・V | 単位数 | 2 | ||||||||||||||||
<対象学生> | |||||||||||||||||||
(未登録) | |||||||||||||||||||
<授業の目的および概要> | |||||||||||||||||||
地球環境問題、典型七公害、景観、まちづくりなどの領域に関して、種々の環境法が制定されてきた。そこでは行政庁に是正命令や操業停止命令といった規制権限が付与され、違反者に対しては行政罰をもって臨むことが規定されている。しかし、法律に規定したからといって、これらが有効に機能するとは限らない。実際、環境法執行の現場では、多くの違反が発生しているにもかかわらず、そもそも放置されているか、対応したとしても行政指導がなされる程度とされることが多く、違反者への是正命令や逮捕・起訴にまで至る事例はごくわずかとなっている。本演習では、この原因を理解しそのあるべき対応策を議論・考察すべく、指定文献に収録された論文のうち環境法に関係する論文を手掛かりとして演習(講義形式と報告討議形式を併用する)を行うものとする。 | |||||||||||||||||||
<到達目標> | |||||||||||||||||||
学部レベルの学習で身に付けた環境法(そのバックグラウンドたる行政法)の知識・理解をさらに深化させることを目標とする。すなわち、個別環境法領域の仕組みを体系的に理解すること、上記の仕組みに実効性がもたらされるための実践的手法を理解すること、上記を通じて各自の研究への含意あるいは将来実務に携わることを想定した場合の示唆を引き出すことを目標とする。 | |||||||||||||||||||
<授業の方法> | |||||||||||||||||||
演習形式で実施する。 | |||||||||||||||||||
<成績評価の方法> | |||||||||||||||||||
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<受講に際して・学生へのメッセージ> | |||||||||||||||||||
行政法(とりわけ総論)および環境法についての基礎的な理解を有することが望ましい(なお、各履修者が有する上記の理解度に応じて、本演習の進行を、講義形式中心とするか報告討論形式中心とするかを決定する)。 | |||||||||||||||||||
<テキスト> | |||||||||||||||||||
<参考書> | |||||||||||||||||||
<授業計画の概要> | |||||||||||||||||||
第1回 イントロダクション(参考文献の概要、演習目的の確認、環境法の法的枠組みの再確認)及び報告担当者の割当て 第2回 環境法を理解する上での必須知識の再確認1(行政処分) 第3回 環境法を理解する上での必須知識の再確認2(行政指導) 第4回 環境法を理解する上での必須知識の再確認3(行政罰) 第5回 環境条例の義務履行確保としての過料 第6回 環境法領域における行政指導不服従事実の公表1 第7回 環境法領域における行政指導不服従事実の公表2 第8回 環境法領域における同意制条例1 第9回 環境法領域における同意制条例2 第10回 環境法執行の実態と執行法政策1 第11回 環境法執行の実態と執行法政策2 第12回 環境法領域における規制違反と行政措置の状況1 第13回 環境法領域における規制違反と行政措置の状況2 第14回 環境法執行の現場における警察官の派遣・出向と行政執行過程1 第15回 環境法執行の現場における警察官の派遣・出向と行政執行過程2 |