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授業科目名 法律学概説(国際法を含む。)
時間割番号 EES221
担当教員名 森元 拓
開講学期・曜日・時限 前期・木・I 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
この授業では、法とは何か、法は私たちの日常生活にどのように関わっているのかについて考えていきたい。前半は刑事法について(刑罰の意義や刑事裁判など)、後半は民事法について(不法行為と契約法など)、教科書に沿って検討していく。また、受講者の関心に応じて、法をめぐる問題についても取り上げていきたい。
<到達目標>
1)法律学(主として刑法・民法)についての基礎・専門知識を修得する。
2)様々な政治・経済・社会問題を法的な視点から分析しその解決を図るという法的思考力を養成する。
<授業の方法>
教科書とレジュメに沿って講義形式で行なう。また、随時、質疑応答、討論の時間も設けたい。受講生の興味関心に最大限配慮する。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 100  %レポートの予定。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
法学についての基礎・専門知識を修得したい者、日常生活の中で様々な政治・経済・社会問題に興味をもっている者の受講を歓迎する。授業での分かりにくい点や授業で取りあげてほしいテーマ等、希望・要望があれば遠慮なく申し出てほしい。
<テキスト>
  1. 松井茂記・松宮孝明・曽野和夫, はじめての法律学―HとJの物語―(第3版補訂版), 有斐閣,2013年, ISBN:978-4-641-12488-2
<参考書>
  1. 道垣内 弘人, プレップ 法学を学ぶ前に, 弘文堂,2010年, ISBN:978-4335313127
  2. 弥永真生, 法律学習マニュアル(第3版), 有斐閣,2009年, ISBN:978-4-641-12536-0
  3. 佐藤幸治他, 法律学入門 第3版補訂版, 有斐閣,2008年, ISBN:978-4641125261
  4. 笹倉秀夫, 新現代法学入門, 法律文化社,2002年, ISBN:978-4589025791
  5. 南野森他, 法学の世界, 日本評論社,2013年
<授業計画の概要>
第01回:法の基礎理論(1)(事件・事故と法、日常生活と法)
第02回:法の基礎理論(2)(法の定義と種類)
第03回:刑事法の基礎理論(刑罰の意味、何故罪を科せられるのか?)
第04回:罪刑法定主義(刑罰を科される際の諸原則)
第05回:犯罪の構造(犯罪における「違法」と「責任」)
第06回:刑事裁判の流れ(捜査、公訴、公判手続、三審制)
第07回:近年の司法制度改革と刑事法をめぐる諸問題(死刑存廃論、裁判員制度)
第08回:民事法の基礎理論(民事法と刑事法、私人間の紛争解決手段)
第09回:不法行為論(不法行為、過失責任、因果関係論)
第10回:契約法の諸原則(私的自治の原則、契約自由の原則)
第11回:債務不履行(債務不履行の理論、債務不履行と不法行為)
第12回:損害賠償(損害賠償の理論と方法、保険の意義)
第13回:家族法(1)(親族・血族、扶養義務)
第14回:家族法(2)(子供の権利と親の「権利」)
第15回:まとめ(我々の生活と法)