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授業科目名 | 日本史 | ||||||||||||||
時間割番号 | EES202 | ||||||||||||||
担当教員名 | 大隅 清陽 | ||||||||||||||
開講学期・曜日・時限 | 前期・木・II | 単位数 | 2 | ||||||||||||
<対象学生> | |||||||||||||||
(未登録) | |||||||||||||||
<授業の目的および概要> | |||||||||||||||
目的)日本の歴史を、東アジアを中心とする世界史的視野で考察することを通じて、日本の社会や文化の特質についての思考力を養う。また、歴史的思考や歴史研究の方法について学び、地域研究におけるその有効性を理解する。 概要)日本の歴史に大きな影響を与えた中国との交渉について,日本史の立場からその特質を論じる。具体的には、古代を中心とする国際関係の中での「日本」の成り立ちを考察する。 |
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<到達目標> | |||||||||||||||
1)日本の歴史を、東アジアを中心とする世界史的視野で考察する視点を獲得する。 2)史料を通じて歴史認識を組み立てる作業を通じて、史料批判をはじめとする歴史学の方法を学び、多角的かつ柔軟な歴史的思考力を身につける。 3)歴史の学習が、広く現代社会のあり方を考察するうえでも有効であることを知る。 |
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<授業の方法> | |||||||||||||||
1)通常の講義形式で行う。板書と口頭説明が中心となるので、ノートの取り方を工夫すること。 2)必要に応じ、資料プリントを配布する。講義中に参照するので、無くさず持参すること。 3)毎回、講義の終わりに用紙に質問を記入してもらい、理解度の把握と次回の復習に活用する。 |
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<成績評価の方法> | |||||||||||||||
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<受講に際して・学生へのメッセージ> | |||||||||||||||
古代史は、最も遠い時代を扱うだけに、現代的な感覚からは、その重要性がすぐにはわからないという諸君もいることでしょう。しかし、歴史の始まりを扱う古代には、現代につながる問題が、非常に先鋭的な形で表れることも珍しくありません。またそこでは、高校までの日本史と世界史という区分が、あまり役に立たないことも多いのです。「日本」というものの成り立ちを、「世界」の中で考察する方法を、歴史学のなかからぜひ学んで欲しいと思います。 | |||||||||||||||
<テキスト> | |||||||||||||||
(未登録) | |||||||||||||||
<参考書> | |||||||||||||||
<授業計画の概要> | |||||||||||||||
題目)7世紀の倭国・日本と東アジア−遣隋使・遣唐使を中心に− 第1回 ガイダンス 第2回 I −1 隋の成立と第1次遣隋使(冊封体制論の周辺) 第3回 承前(朝鮮半島の動向と遣隋使) 第4回 I −2 隋煬帝期の国際関係 第5回 I −3 国書と国際認識 第6回 I −4 留学生・学問僧の意義 第7回 II−1 唐の成立と第1次遣唐使 第8回 II−2 大化改新と東アジア 第9回 II−3 外交路線の対立(改新初期の外交) 第10回 承前(第2次遣唐使と第3次遣唐使) 第11回 II−4 白村江の戦いと戦後処理(百済滅亡の前後) 第12回 承前(戦後処理と第5次遣唐使) 第13回 II−5 律令国家「日本」の成立 第14回 承前(日本史全体の流れからみた古代の対外関係) 第15回 総括評価・まとめ |