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授業科目名 英米文学演習I
時間割番号 EEL213
担当教員名 奥村 直史
開講学期・曜日・時限 前期・木・IV 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
作品を音読したのち精読し、作品の背景となる歴史や文化の理解を深めながら、なぜ様々な文学的表現が用いられているのかを理解したうえで、最終的には受講者が独自の視点から論旨の一貫した作品解釈を行う。
<到達目標>
アメリカの代表的文学作品を読み、作品が書かれた当時のアメリカの状況や多様な文化を把握するとともに、文学における英語表現を理解して、中学校および高等学校における英語の授業に応用することができる。
<授業の方法>
演習形式。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 50  %独自の視点からの作品解釈 
2受講態度 20  %積極的授業参加 
3発表/表現等 30  %準備の度合いと発表内容 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
毎回出席することを原則とする。
<テキスト>
  1. 配布資料
<参考書>
  1. デイヴィッド・ロッジ, 『小説の技巧』, 白水社, ISBN:978-4-560-04634-0
<授業計画の概要>
第1回: オリエンテーション:エドガー・アラン・ポーとアメリカ南部のゴシック文化
第2回: “The Black Cat” 精読 (1)象徴の表現について
第3回: “The Black Cat” 精読 (2)語りの表現について
第4回: “The Black Cat” 精読 (3)怪奇の表現について
第5回: アンブローズ・ビアスと南北戦争期のアメリカ南部の文化
第6回: “An Occurrence at Owl Creek Bridge” 精読 (1)書き出しの表現について
第7回: “An Occurrence at Owl Creek Bridge” 精読 (2)サスペンスの表現について
第8回: “An Occurrence at Owl Creek Bridge” 精読 (3)結末の表現について
第9回: アーネスト・ヘミングウェイとキリスト教文化圏における祈りの文化
第10回: “A Clean Well-Lighted Place” 精読 (1)押韻の表現について
第11回: “A Clean Well-Lighted Place” 精読 (2)反復の表現について
第12回: “A Clean Well-Lighted Place” 精読 (3)異国性の表現について
第13回:受講者のレポート草稿発表(1):作品解釈について
第14回:受講者のレポート草稿発表(2):主題について
第15回:受講者のレポート草稿発表(3):論旨の展開について