授業科目名	漢文学概説
時間割番号	EEJ221
担当教員名	伊崎　孝幸
開講学期・曜日・時限	前期・火・II	単位数	2
＜対象学生＞
２年次以上
＜授業の目的および概要＞
漢文学は今でこそ我々にとって馴染みの薄いものとなっていますが、かつては日本でも文芸に携わる者にとって必須の教養でした。漢詩・漢文の知識を抜きにしては、中国はもとより、我が国の文学についても語ることはできません。本講義では漢文学の主要な作品を歴史的に概観することで、作品を読むための基礎的な知識を習得します。
＜到達目標＞
漢文学についての基礎的な知識を習得し、各時代の傾向や個々の詩人の文学的特徴について、他の時代や詩人などと比較しながら説明することができる。
＜授業の方法＞
講義形式
＜成績評価の方法＞
No 評価項目 割合 評価の観点 1 小テスト／レポート  50  % 授業で学習した知識の定着度を見る。  2 受講態度  50  % 授業中の発言やリアクションペーパーの内容などを総合的に評価する。
＜受講に際して・学生へのメッセージ＞
漢和辞典（紙媒体）を毎回持参するようにして下さい。
＜テキスト＞
適宜プリントを配布
＜参考書＞
新字源（改訂新版）, 角川書店, ISBN:9784046219664, (2017年) 漢辞海, 三省堂, ISBN:4385140464, (2000年) 河盛好蔵監修, ラルース世界文学事典, 角川書店, ISBN:9784040211008, (1983年) 川合康三編, 新編中国名詩選　上中下, 岩波文庫, ISBN:9784003700013, (2015年)
＜授業計画の概要＞
第1回　ガイダンス―中国古典文学の日本への影響（日本漢詩を例として）― 第2回　先秦諸子の思想（儒教） 第3回　先秦諸子の思想（老荘思想） 第4回　経書（『詩経』） 第5回　司馬遷『史記』 第6回　六朝の文学（陶淵明・謝霊運） 第7回　唐代の文学１（王維・李白） 第8回　唐代の文学２（杜甫） 第9回　唐代の文学３（白居易） 第10回　唐代の文学４（李商隠） 第11回　唐代の文学５（唐代伝奇１） 第12回　唐代の文学６（唐代伝奇２） 第13回　宋代の文学１（蘇軾・黄庭堅） 第14回　宋代の文学２（陸游・范成大・楊万里） 第15回　まとめ