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授業科目名 保育実践演習IV
時間割番号 EEI144
担当教員名 木村  研
開講学期・曜日・時限 集中・(未登録)・(未登録) 単位数 1
<対象学生>
幼小発達教育コース学生、幼稚園教諭免許状取得希望者
<授業の目的および概要>
幼稚園保育実践に必要とされる技能、考え方、保育内容の一環として、おもちゃや絵本、カードの制作と、あそびや絵本などについて学ぶ。特に、おもちゃとは何か、遊びの発展のために必要なことは何か、幼稚園や保育園で作れるおもちゃや絵本、子どもにとっての絵本とは何か、といった内容について、理論と具体的な実践の両面から学ぶ。
<到達目標>
1.子どもにとってのおもちゃや絵本の意味を理解する。
2.おもちゃや絵本、カードの作り方、技術を身につける。
3.おもちゃや絵本、カードづくりの面白さや遊びの意味、アイディア、技術、応用の仕方を身につける。
<授業の方法>
講義と演習を中心とする。演習は、実際におもちゃや絵本、カードを作ったり、それらで遊んだりすることを通して、面白さを実践的に理解できるようにする。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 40  %おもちゃ・絵本・カードづくりと遊びの意義や面白さに気づく。 
2受講態度 20  %積極的に制作や遊びに挑戦し、創意工夫する。 
3発表/表現等 40  %自身の作品等について積極的に発表する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
積極的に工夫して、制作に取り組んでください。面白く、楽しめるおもちゃやあそび、絵本、カードづくりなどに、創意工夫をしてください。必要な文具(はさみ、のり、セロハンテープ、えんぴつ、サインペン(油性ペンなど)、かんたんに絵や文字を書くもの(水性ペンや色えんぴつなどがあれば。無ければえんぴつで)他色紙や折り紙など自分で使ってみたいものがあれば)を持参してください。授業外でも機会があったら、ぜひ、実際に子どもたちと一緒に遊んでみてください。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 『わくわく!びっくり! かんたん手づくり絵本』, チャイルド本社
  2. 『てづくりおもちゃを100倍楽しむ本』, いかだ社
  3. 『遊ばせ上手は子育て上手』, ひとなる書房
<授業計画の概要>
〈一日目〉おもちゃ
1・おもちゃとは? おもちゃとは、どんなもの? 
  また、子どもにとって、おもちゃとは?
  ボクのおもちゃは、子どもが「生きる力をつけるための道具」です。
  まず、やってみましょうから、始める。
     ストローロケット
     ストローアーチェリー  作りたくなるおもちゃ

2・おもちゃを作りたくなる「心」とは?
  教えるのは、「何を教えたいのか」を考えてみる。
    教室で・コーナーで・教えてといわせたいなど。
  絵本を使って。(ボクは『999ひきのきょうだい』を使う)
  生きる「力」をつけるのなら、繰り返し「使う」ため。もう一度!

3・遊びに発展させる。
  力をつける。「吹く力」→ストローくるくる(「ストローロケット」の応用で)
      吹くおもちゃ  むくむくくん・ふきふき競馬・吹き矢など
  遊ばせるおもちゃ  
      子守のためから むくむくくん(幼児)→パンチボール(年長・小学生)
  遊びたくなるおもちゃ
      ペッタン魚釣り→パックン魚釣りor的当て?
      CDのこま→ルーレットに!→ゲーム作りに
      新聞紙の輪くぐり(集中して)
      カッパのパクパク(教育おもちゃ?)
  走りたくなるおもちゃ
      くるくるタコこぷーたー→連だこ風に
      おりがみの飛行機ダコ

4・おもちゃを作る
  牛乳パックのカメラ
  ゆらゆらタワー
  タングラム
  好きなのだあれ?
  トレーグライダー

〈2日目〉絵本&カード
1・保育の現場での絵本
     絵本の大切さ
       ロングセラーとベストセラー
     ボクの絵本『999ひきのきょうだい』から新作まで!
       ロングセラー
       世界中で読まれている『999ひきのきょうだいのおひっこし』
       認めてくれたのは、子どもたち。
       倉吉幼稚園の劇
       増毛の保育園から
       松江の一年生からの写真
       テレビ絵本
       AKB48「朗読王選手権の放送」
       糸魚川の子どもたちの絵

2・幼稚園での製作について
    園だより・壁面・発表会・なりきりごっこ
    カードなど、求められることが多い。
  まず、カードの仕組みを覚えよう
    パクパク動くカード
    立体カード(カラーコピー用意しておく?)
    完成させる。

3・かんたん絵本作り
    伸びる絵本・三つに切り開く絵本(クラスの本など)
    大きくなる絵本(おいたちの本)
    ミニ絵本
    スピード絵本(何かと便利)

4・オリジナルのスピード絵本
   *2日間のまとめとして。
    感想でも、印象に残ったことでも。絵本でも。
    自分の財産となる本にして残しておきましょう。

*大雑把に、一日目は「おもちゃ」・二日目は「絵本やカード」と思っていただければ大丈夫です。また、みなさんの反応などで作るものは増えたり減ったりします。