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授業科目名 中等社会・公民教育法
時間割番号 EEC255
担当教員名 森元 拓/佐藤 一郎/宇多 賢治郎
開講学期・曜日・時限 後期・火・V 単位数 2
<対象学生>
2年以降
<授業の目的および概要>
 中学校・高等学校における公民教育について検討する。まず、中学校や高校の公民教科書の記述内容を取り上げ、各学校段階で求められる政治・経済・倫理・社会の理解を深めるとともに、理論を踏まえた公民の授業を、具体的な場面を想定して設計する方法を身に付けることを目指す。そのため、各分野の最後の回(3回目)に教材研究を行う。また、第14回に情報機器の利用方法と指導案の作成指導を行い、第15回に教材研究を基に模擬授業(研究授業)を行う。
<到達目標>
 学習指導案で示された目的や内容にもとづいて、授業が展開できるようになる。
<授業の方法>
 講義、学習指導案の作成、およびそれに基づく模擬授業・討論。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 60  %担当教員それぞれが出す課題 
2発表/表現等 40  %授業に対する積極的参加 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
「公民」教育を担う責任の重さを自覚しつつ、真摯な態度で授業に臨んでほしい。
授業への積極的な参加を期待する。
<テキスト>
  1. 東京書籍, 『新しい社会 公民』(公民929), 東京書籍
  2. 文部科学省, 『中学校学習指導要領 平成29年告示』, 文部科学省,
    (文部科学省HPで、PDF版が入手可能。)

  3. 文部科学省, 『中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 社会編』, 文部科学省,
    (文部科学省HPで、PDF版が入手可能。)

  4. 文部科学省, 『高等学校学習指導要領 平成30年告示』, 文部科学省,
    (文部科学省HPで、PDF版が入手可能。)

  5. 文部科学省, 『高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 社会編』, 文部科学省,
    (文部科学省HPで、PDF版が入手可能。)
<参考書>
  1. 講義中に紹介する。
<授業計画の概要>
第1回:公民の学習指導要領 中学校、高等学校の公民教育を捉える(担当:森元 拓/佐藤 一郎/宇多 賢治郎)
第2回:現代社会とライフ(1) わたしたちの社会の変化:○○化(担当:佐藤 一郎)
第3回:現代社会とライフ(2) わたしたちのライフの変化:家族(担当:森元 拓)
第4回:現代社会とライフ(3) システムとしての社会:自然・社会・文化、まとめとして第2回〜第4回で扱った内容の教材研究を行う(担当:宇多 賢治郎)
第5回:人権と日本国憲法(1) 日本国憲法の基本原理を捉える(担当:森元 拓)
第6回:人権と日本国憲法(2) 個人の尊重と共生社会を考える(担当:森元 拓)
第7回:人権と日本国憲法(3) グローバル社会への変化を捉える、まとめとして第5回〜第7回で扱った内容の教材研究を行う(担当:森元 拓)
第8回:民主政治と社会(1) 古代ギリシアの民主政治と社会に照らして捉える(担当:佐藤 一郎)
第9回:民主政治と社会(2) 近世ヨーロッパの民主政治思想に照らして捉える(担当:佐藤 一郎)
第10回:民主政治と社会(3) 現代の政治社会思想の観点と諸問題から捉える、まとめとして第8回〜第10回で扱った内容の教材研究を行う(担当:佐藤 一郎)
第11回:くらしと経済(1) 自分の生活と経済の関係を捉える(担当:宇多 賢治郎)
第12回:くらしと経済(2) 市場の仕組みを捉える(担当:宇多 賢治郎)
第13回:くらしと経済(3) 市場以外を含めた経済の構造を捉える、まとめとして第11回〜第13回で扱った内容の教材研究を行う(担当:宇多 賢治郎)
第14回:公民の指導方法 公民教育に必要な指導方法を身につける、社会科の授業に必要な情報機器の利用方法を習得し、第15回の模擬授業のための指導案を作成する(担当:森元 拓/佐藤 一郎/宇多 賢治郎)
第15回:公民教育のまとめ 公民教育の在り方を考える、作成した指導案を用い、情報機器を活用して、模擬授業を行う(担当:森元 拓/佐藤 一郎/宇多 賢治郎)