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授業科目名 | 国語科内容論(書写1単位を含む。) | ||||||||||||||
時間割番号 | EEC160 A | ||||||||||||||
担当教員名 | 大木 志門 | ||||||||||||||
開講学期・曜日・時限 | 後期・木・II | 単位数 | 2 | ||||||||||||
<対象学生> | |||||||||||||||
(未登録) | |||||||||||||||
<授業の目的および概要> | |||||||||||||||
小学校の国語教科書で取りあげられる内容のうち、小説および詩歌を対象に、「文学作品」としての様々な研究方法を用いた理解と、それをもとにした授業の実践の可能性を考える能力を身につける。特に小学校国語の小説教材に最も採用されている児童文学作品について、わが国におけるその成り立ちや作風の進化、それに伴う児童観の変遷などについて中心的に扱い、その知識を背景にして教材価値を理解することを目標とする。 | |||||||||||||||
<到達目標> | |||||||||||||||
教材研究をする上で必要な作品の文学史的背景および文学研究についての考え方を学習し、また学校現場における国語科教育の理論的また実践的な諸課題に則して、日本近代文学研究の知識や分析能力を展開することができるようになること。 | |||||||||||||||
<授業の方法> | |||||||||||||||
講義を中心に進めるが、各回の終わりに教材内容に関わる問題を設定し、それについて考え、自分の言葉で表現する課題を与える(次回はそれについての確認から内容に入ってゆく)。その他、適宜グループワークなどを取り入れる。 | |||||||||||||||
<成績評価の方法> | |||||||||||||||
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<受講に際して・学生へのメッセージ> | |||||||||||||||
配布したプリントを読み込んでくること。受講者が文学作品を教材とすることの意味について考える契機となることを期待する。 | |||||||||||||||
<テキスト> | |||||||||||||||
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<参考書> | |||||||||||||||
<授業計画の概要> | |||||||||||||||
1 ガイダンス 2 日本児童文学のはじまり−巖谷小波「こがねまる」・翻訳小説など 3 「おとぎ話」から「童話」へ−小川未明の「童話」観 4 「赤い鳥」と「童心主義」−鈴木三重吉・芥川龍之介・有島武郎ら 5 「赤い鳥」(復刻版)を用いた演習 6 「童心主義」と幼年童話−浜田広介・千葉省三ら 7 後期「赤い鳥」の達成−新美南吉・坪田譲治ら 8 宮澤賢治の児童文学 9 戦後児童文学と「童話伝統批判」−石井桃子・松谷みよ子・今西祐行ら 10 戦後児童文学の広がりとファンタジー−いぬいとみこ・あまんきみこら 11 近代詩の成立と発展−島崎藤村から金子みすずまで 12 近代詩の技法と戦後詩−まどみちお・谷川俊太郎ら 13〜14 近代短歌・俳句の歴史と技法−正岡子規から俵万智・穂村弘まで 15 まとめ |