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授業科目名
母性看護学実習
担当教員
小林 康江/佐々木 美果/浅野 浩子
時間割番号
単位数
履修年次
期別
DNE4033 2 3,4 適宜
[学習目標]
1.基本方針
  妊産褥婦、胎児・新生児の健康の保持・増進をはかるため、対象の理解に基づいた看護過程を展開し、看護実践力を身に
つける。

2.実習目的
1)周産期にある母子の健康の保持・増進、疾病の回復を支える看護について多角的に理解する。
2)家族形成に伴う健康課題のつながりをとらえ、看護の役割について考察する。
[授業計画
1)実習期間  3年次後期〜4年次前期
2)実習場所  山梨大学医学部附属病院 4北病棟(産科病棟)、助産外来
3)実習内容
(1)受持ち実習 : 褥婦と新生児を受け持つ実習
         (受け持てる産後の母子がいない場合は妊婦・産婦を受け持つ。)
(2)カンファレンスを通した実習
(3)実習全体を通して、多角的に母性看護を捉える学習
[到達目標]
妊産褥婦、胎児・新生児への看護実践力を習得するために、以下の1)対象理解、2)看護の実践、3)看護学生としての責
務について実施する。
1)対象理解
(1)妊娠、分娩、産褥期の女性の身体の変化についてアセスメントし説明できる。
(2)妊娠、分娩、産褥期の女性の心理的変化についてアセスメントし説明できる。
(3)妊娠、分娩、産褥期の変化に伴い、女性にどのような社会的変化が生じているかについてアセスメントし説明できる。
(4)胎児・新生児の成長発達の経過をアセスメントし説明できる。
(5)母と子の相互作用についてアセスメントし説明できる。
(6)パートナー、家族の心の動きと相互作用の関係性の変化についてアセスメントし説明できる。
2)看護の実践
(1)対象となる妊産褥婦、胎児・新生児の健康問題・課題を述べることができる。
(2)妊産褥婦、胎児・新生児、パートナー、家族の状況に応じた目標の設定と援助計画の立案をする。
(3)受け持った母子双方のアセスメントに基づく看護援助を実践・評価する。
(4)母性看護学実習を通して、母性看護の役割について考えを述べることができる。
3)看護学生としての責務
(1)責任感を持ち、倫理的な態度で実習に取り組む。
(2)積極性があり、主体的に学習に取り組む。
(3)他の学生や医療チームの一員とし、母子のケアが実施できる。
(4)実習記録物の取り扱いに注意し、期限内に提出できる。
[実務経験のある教員による授業科目の概要]
助産師・看護師の実務経験のある教員が講義を行う。
[評価方法]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 50  %受け持ち事例の実践 
2小テスト/レポート 25  %看護技術到達度 
3受講態度 10  %実習態度 
4発表/表現等 15  %カンファレンス参加度 
[教科書]
  1. 中込 さと子 小林康江編, ナーシンググラフィカ 母性看護学1 概論・リプロダクティブヘルスと看護, メディカ出版 2018, ISBN:978-4840465175
  2. 小林 康江 中込さと子 荒木奈緒 編, ナーシンググラフィカ 母性看護学2 母性看護の実践, メディカ出版 2018, ISBN:978-4840465182
  3. 荒木奈緒 小林康江 中込さと子 編, ナーシンググラフィカ 母性看護学3  母性看護技術, メディカ出版 2018, ISBN:978-4840465199
[参考書]
(未登録)