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授業科目名 土木環境のコミュニケーション
分類・系統社会科学 社会系
時間割番号 CAS033
担当教員名 秦 康範/金子 栄廣/吉田 純司/斉藤 成彦/竹谷 晃一/八重樫 咲子
開講学期・曜日・時限 後期・金・III 単位数 2
<対象学生>
土木環境工学科生以外の学生向け教養科目(定員10人)
<授業の目的>
自分の考えや事実を他者に正確に伝えることは技術者にとって必須の能力である。そのためには論理的な記述力、口頭発表力、討議などのコミュニケーション力を身につける必要がある。この授業では、主に日本語による記述(ライティング)、発表(プレゼンテーション)および討議(ディスカッション)3分野の授業内容を用意し、それらの基礎を身につけるとともに、身近な問題から地球的規模の問題までの様々な例を使うことで、技術と社会や自然との関係を広い視野から多面的に考えられる能力を養うことを目標とする。
<到達目標>  到達目標とは
1.考えたことが読者に分かるように論旨の明解な文章を記述できる。
2.説明する対象に合わせて説明方法を適切に構成することができる。
3.自分の主張を筋道を立てて根拠を示しながら正確に相手に伝えることができる。
4.説明に必要な図表・資料を収集・選択でき、効果的に提示することができる。
5.相手の意見を冷静かつ正確に理解し、討議を通じて、それに対する自分の意見をはっきり表明することができる。
6.情報の正確さや分析の妥当性などについて吟味しながら資料を読むことができる。
7.技術が社会や自然に及ぼす影響・効果を理解し、広い視野から多面的に考えられる。
<授業の方法>
コミュニケーション力の養成には実践が重要であるとの観点から、この授業は講義と演習を組み合わせた形式で進められる。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 48  %読解力、文章表現力、情報収集・選択力、自発的勉学、知的好奇心と探求力について評価する 
2受講態度 30  %批評力、傾聴力、討議力、理解力、論理的思考能力、観察力について評価する 
3発表/表現等 22  %発表・表現力について評価する 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
情報処理に関連する授業を受講し、ワードやパワーポイントの使用が問題なく行えること。
日頃から表現や意思伝達の方法について工夫と改善を心がけることが望まれる。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 木下 是雄, 理科系の作文技術, 中公新書, ISBN:4121006240
  2. 小林敬誌・浅野千秋, プレゼンテーション技法+演習, 実教出版, ISBN:4407027983
  3. 大野晋, 日本語練習帳, 岩波新書, ISBN:4004305969
<授業計画の概要>
 1.ガイダンス(コミュニケーションの必要性,方法)
 2.プレゼンテーション1(プレゼンテーションの方法の解説,課題P1提示)
 3.ディスカッション1(議題提示,グループ討論,発表,議事録作成要領解説,課題D1提示)
 4.ライティング1(レポートの書き方の解説,課題W1提示)
 5.プレゼンテーション2(プレゼンテーション,質疑応答,講評,課題P2提示)
 6.ディスカッション2(議題提示,グループ討論,発表,課題D2提示)
 7.ライティング2(課題W1の講評,課題W2の提示)
 8.プレゼンテーション3(プレゼンテーション,質疑応答,講評,課題P3提示)
 9.ディスカッション3(議題提示,グループ討論,発表,課題D3提示)
10.ライティング3(課題W2の講評,課題W3の提示)
11.プレゼンテーション4(プレゼンテーション,質疑応答,講評,課題P4提示)
12.ディスカッション4(議題提示,グループ討論,発表,課題D4提示)
13.ライティング4(課題W3の講評)
14.3分野それぞれのまとめ(ポイント復習,講評)
15.コミュニケーション全体のまとめ(ポイント復習,講評)
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《土木環境工学科》
(A) 技術者の責務の自覚
 様々な知識を修得し、技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、および技術者の社会に対する責任を理解して、これを説明することができる。