山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名 山梨企業研究
分類・系統社会科学 社会系
時間割番号 CAS031
担当教員名 大山  勲/北村 眞一/佐藤 文昭/澤 伸恭/西久保 浩二/渡辺 喜道/杉山 歩
開講学期・曜日・時限 前期・火・V 単位数 2
<対象学生>
やまなし未来創造教育プログラム科目のため、当該プログラムに関係する県内の大学に在籍する1、2、3、4年生。

※科目の性格上、人数を制限する場合がある。
<授業の目的>
 企業活動、代表的な各種業界・業種などについて学び、その知識に基づき山梨県における産業の動向やしくみ、現在直面する問題点を理解する。その上で、各業界・業種の地元企業について研究することを通して、企業が存続・成長するために必要となる視点、新たな事業を展開していくために必要となる視点(ニーズ・シーズ、アイデア、実践力など)は何であるかを学ぶ。さらに、それらを通じて、自らの将来の働き方を考えるために必要な能力を身につける。

※ COC地域志向型共通教育科目対象科目及びCOC+地域教養科目対象科目となります。
<到達目標>  到達目標とは
・業種別に地域の産業の動向や構造を理解し、説明することができる。
・成長する企業のビジネスモデルやそれを実践するために必要となるポイントを理解し、説明することができる。
・地域の産業や企業、および企業を考える上で重要となる視点について得られた知識に基づき、起業や新規事業に対する関心を高め、自己のキャリアデザインに反映することができる。

※ 本科目は、学位授与方針で求められる教養の「地域理解」に対応している。
<授業の方法>
 本科目は、学生が主体的に学ぶ科目である。そのため、受講学生はあらかじめネット上に公開された各産業・企業等に関する情報、およびオンライン教材を事前に自主学修し、検討すべき点の細部を明確にし、その上で、企業訪問とインタビュー、関係者とのディスカッションにより下記について理解を深める。さらに、これらについて自分自身で考察したことを自分のことばでまとめて発表し、他の学生・教員とのディスカッションを通じて、自分の考えを深化する。
 ・山梨県における各種産業の歴史的背景、推移、現状
 ・地域産業または個別企業の今後の成長にはなにが必要か、また、そのためにはどのような方策があるか。
 自主学修には、各業種の代表的な企業の公開情報、山梨県内企業についてのビデオ教材等を用いる。企業訪問とインタビューでは、各業種の県内企業を対象とする。対象とする業種、企業、課題等については、教員の助言も参考にして学生間のディスカッションにより決定する。また、上記を考える視点としては、異分野との連携、地域資源の国内展開及びグローバル展開、強みを活かした事業の深掘り・深化、シーズを活かしたニッチ市場への進出などが想定されている。  
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 40  %レポート:「地域理解」の達成度、および課題に対してどのように調査・解析・考察を行い、自分の考えをまとめることができているかを評価する。 
2受講態度 20  %インタビュー、ディスカッションなどに、どのように主体的に関与できているかを、発言内容、発言回数などで評価する。 
3発表/表現等 40  %成果発表において、自分の成果を適切に表現できているか、「地域理解」の達成度はどの程度かを評価する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
「やまなし未来創造教育プログラム」でこの科目は「キャリア教育」の科目群に位置付けています。卒業・就職へ向けて、自分のやりたい仕事、自分の能力を自覚し、企業の知識を持っておくことが必要です。この科目は、企業経営の知識を山梨の企業をケーススタディとして学習するものです。多くの学生さんの受講を期待しています。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 授業回毎に指示する。内容を、授業時間外に予習・復習することを課す。
<授業計画の概要>
第1回 オリエンテーション
 内容:授業の進め方、自主学修の方法を理解する。
 到達目標:この科目の受講に必要な基本的事項を説明できる。 
第2回、第3回 企業研究の基礎学習
 内容:企業の分析方法、山梨県の産業に関する講義に基づき、企業とはどういうものか、山梨県の産業構造を理解する。
 到達目標:企業の経営戦略、山梨県の産業構造を説明できる。
第4回、第5回、第6回 企業研究1
 内容:企業訪問の基礎学習として、山梨県内の3種類(9社)の事例を理解する。各社のWEB頁や配信するVTRにより事前・事後の学習により理解を深める。
 到達目標:事例研究により山梨県内の3種類(9社)の企業の経営戦略を説明できる。
第7回、第8回、第9回 企業研究2(視察1)
 内容:企業の訪問により、対象企業の業界、業種、課題、経営戦略について理解する。視察後に企業の業界、業種、課題、経営戦略等について整理し、発表とディスカッションにより理解する。
 到達目標:対象企業の業界、業種、課題、経営戦略等(特性と呼ぶ)に対する考え方を説明できる。
第10回、第11回、第12回 対象企業の選択と訪問(視察2)
 内容:興味のある企業を選択し、事前にWEB頁などで企業の特性を調査し、企業を訪問して、企業の特性を理解する。訪問する企業等及び日程は別途紹介する。
 到達目標:興味ある企業について、企業の特性を説明できる。
第13回、第14回、第15回 対象企業の特性の報告とディスカッション及び講評
 内容:対象企業の特性(業界、業種、課題、経営戦略等)を整理し、発表し、ディスカッションするすることにより、理解を深める。
 到達目標:対象企業の特性を説明できる。ほかの学生の発表を聞き、ほかの企業を知り、山梨県の企業を説明できる。

※第7回と第8回は、企業との調整で都合の付く日時に企業訪問を行う。
※第9回は7,8回の日程により日程が変更になる可能性がある。
※第10回、第11回、第12回は、企業との日程調整により企業訪問日時が決まる。
※第13回、第14回、第15回は、共同の報告会を予定している。
※第10回以降は、日程の関係で夏季休暇期間を利用して行う可能性がある。
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《土木環境工学科》
(A) 技術者の責務の自覚
 様々な知識を修得し、技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、および技術者の社会に対する責任を理解して、これを説明することができる。