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授業科目名 経済学の目で見ると
分類・系統社会科学 社会系
時間割番号 CAS002
担当教員名 宇多 賢治郎
開講学期・曜日・時限 後期・水・II 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
教養科目(Liberal Arts)として「経済」を「学」ぶため、これまでに学習してきたであろう「情報」を組み合わせて「知識」に変える過程を示す。そこで、大学受験までに勉強したこと、大学の教養科目で学べるであろうことを組み合わせることで、「日本社会、また地域(山梨)社会を、経済の知識を軸に説明すること」の例を示す。
また、本講義はCOC地域志向型共通教育科目対象科目及びCOC+地域教養科目対象科目であり、本講義の内容を踏まえ、山梨の歴史を検証することも行う。
<到達目標>  到達目標とは
「経国済民」が語源である「経済」という言葉が、吝嗇(ケチ)、安物、節約という意味として使われるなど、専門分野の知識を機械的に暗記することで、疑問を感じ、自身の生活の根幹となること、影響を及ぼすことに関心が向かなくなることの危険性に気づかせ、教養の必要性、考慮の重要性を再認識させる。
<授業の方法>
講義形式でおこなう。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 40  %何を主張したかではなく、どのように説明しているかを重視する。 
2小テスト/レポート 30  %講義内容を踏まえ、論理的に推理できていること。 
3受講態度 30  %他の生徒の受講する権利を守るため、それを妨げる行為に対しては厳重に対処する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
教養科目の重要性を理解してもらい、見過ごしてしまうものごとできごとに興味をかきたてる内容を目指しています。また、ただ聞くだけでなく、これまで学んだことと組み合わせて「推す」ことの必要性を感じさせる講義を行うようにします。そのため、聞く側の姿勢、積極性も必要となります。そこで、まずは自身の専門性や知識に対するこだわりを捨て、柔軟な姿勢で受講することを求めます。また中学レベルでよいので、日本史(大政奉還前まで)の復習をしておくことを勧めます。
<テキスト>
  1. なし。また、配布物は最低限とする。
<参考書>
  1. 随時、紹介する。
<授業計画の概要>
講義では、テーマを設け、それに合うスライドを映し、映した内容に関する余談も交えながら、説明をする。
 基本、以下のように進める。ただし、受講者の理解度や時事問題など、その時の状況にあわせ、内容を調整することがある。
第1〜2回.前提:教養教育の意義
第3〜4回.科学の意味の確認
第5回.  「くらしを支える税」(外部講師招聘)
第6〜9回.社会と経済の関係
第10〜11回.経済の意味が幅広い理由
第12〜14回.経済の知識を踏まえて日本史、その中の山梨の歴史をみると
第15回.総括
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
税務署の方に、「くらしを支える税」という題で、現場の話を交え、税金の話をしていただく。
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《土木環境工学科》
(A) 技術者の責務の自覚
 様々な知識を修得し、技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、および技術者の社会に対する責任を理解して、これを説明することができる。