山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名
担当教員
機械工学デザインII
伊藤 安海/鍵山 善之/大原 伸介
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
TME205 1 (未登録) 2 前期 IV-1-V-1
[概要]
機械設計と機械製図の基礎力を養うことを目的とした演習・実習を行う。前半の授業では,実際の機械の設計,製図のプロセスを学ぶため,歯車ポンプの設計と2D-CADを用いた製図に取り組む。後半は,3D-CADの基礎的な操作法の習得を行う。
[具体的な達成目標]
1.機械設計のプロセスが理解できる。<BR>2.機械の製図則を理解し,簡単な機械の図面程度であれば,何かを参考にすることなく作成できる。<BR>3.機能,強度などを考慮して,適切な機械要素の選択や,加工部品の設計ができる。<BR>4.3D-CADによる簡単な機械部品のモデリングをすることができる。
[必要知識・準備]
「機械工学デザインI」に関しての基礎知識(図面の書き方)を修得しておくこと。また『基礎工学』部門の「もの作り実習」を同時に履修すること。<BR>注意:本科目は「履修順序指定科目」であり、「機械工学デザインI」を履修していなければ、受講できない。本科目に続き「機械工学デザインIII」が開講されている。これらの科目を履修する前提として、本科目の単位を取得しなければならない。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 100  %課題製作の完成度を確認 
[教科書]
  1. 林洋次, 最新機械製図 (基礎シリーズ), 実教出版, ISBN:9784407302836
[参考書]
  1. 米山 猛, 機械設計の基礎知識, 日刊工業新聞社, ISBN:9784526032832
[講義項目]
1.「歯車ポンプの設計(1)」<BR>  ☆歯車ポンプの基礎,設計課題の説明,歯車ポンプの分解・スケッチ<BR>2.「歯車ポンプの設計(2)」<BR>  ☆設計書作成(吐出圧力や所要動力,吐出流量の決定など)<BR>3.「歯車ポンプの設計(3)」<BR>  ☆設計書作成(機械材料,公差の決定など)<BR>4.「歯車ポンプの設計(4)」<BR>  ☆設計書作成(歯車,軸の設計など)<BR>5.「歯車ポンプの製図(1)」<BR>  ☆設計書の提出,部品図の作成<BR>6.「歯車ポンプの製図(2)」<BR>  ☆設計書の修正・提出,部品図の作成<BR>7.「歯車ポンプの製図(3)」<BR>    ☆部品図の作成,部品図の提出<BR>8.「歯車ポンプの設計(4)」<BR>  ☆組立図の作成<BR>9.「歯車ポンプの設計(5)」<BR>  ☆組立図の作成,組立図の仮提出<BR>10.「歯車ポンプの設計(6)」<BR>  ☆組立図の修正,組立図の提出<BR>11.「3次元CADの使用法の学習(1)」<BR>☆モデリングの基礎(ワークプレーンとマシニング)<BR>12.「3次元CADの使用法の学習(2)」<BR>☆モデリングの応用(自由曲面)<BR>13.「3次元CADによる機械要素の製図」<BR>☆機械要素(ブロック)を製図し、2次元CADへの変換も行う<BR>14.「3次元CADによるアセンブリの製図」<BR>☆アセンブリ同士の干渉チェック<BR>15.「3次元CADによる自由課題作成」<BR>なお,各回の授業内容は,進捗に応じて変更する場合がある。
[教育方法]
・設計のプロセスを個々の段階に分解してとらえ,それぞれの段階ごとに講義(一部,演習を含む)を行った後,自らの設計課題を完成させていく形式の授業とする。<BR>・大学院生によるティーチング・アシスタント制を採用することで,きめ細やかな指導を行う。<BR>・学生が連携して設計課題に取り組み,試行錯誤しながら機械を設計する経験が積めるようにする。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
・講義に関する連絡はYins-CNSを通じて行う。<BR>・オフィスアワーは火曜日15:30〜16:30。