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授業科目名
担当教員
計算機アーキテクチャI演習
吉川 雅修
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
TCS113 1 (未登録) 1 後期 III
[概要]
講義「計算機アーキテクチャ I」と,プログラミング演習系科目群に関連する知識の演習を行う.情報表現と論理代数に関する演習と,命令セットアーキテクチャレベルでCPUの動作過程を理解するための演習,の二つが含まれる.高水準言語のプログラムでの記述が計算機中でどのように変換され,実行されるかについての基礎を知る.
[具体的な達成目標]
(1)情報表現,論理代数の基礎を理解する.<BR>(2)基礎的な論理回路の構成を習得する.<BR>(3)命令セットアーキテクチャの基礎を習得する.<BR>(4)アセンブリコードの解読と,簡単なプログラム記述ができる.<BR>(5)高級言語でのプログラム記述と計算機での実行過程との関係を知る
[必要知識・準備]
・「計算機アーキテクチャI」を並行して履修することを前提とする.<BR>・前期科目「情報処理及び実習」,「プログラミング基礎」,「プログラミング基礎演習」が既習であることを前提とする.
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 35  %主に達成目標(3)(4)(5)の理解度を評価する. 
2試験:中間期 30  %達成目標(1)(2)の理解度と(3)(4)の基本部分の理解度を評価する. 
3小テスト/レポート 16  %演習内容の基礎的な理解度を小テストとレポートで評価する. 
4受講態度 16  %課題の実施達成度を提出物などで評価する. 
5発表/表現等 3  %授業前後の振り返り省察の記述実績を評価する. 
[教科書]
  1. 日向 俊二, C プログラムの中身がわかる本, 翔泳社, ISBN:978-4798116389
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
第1回:科目ガイダンス,導入(高水準言語とアセンブリ言語,コンパイル処理,論理回路実験)<BR>第2回:情報表現と演算(1)論理演算,論理回路<BR>第3回:情報表現と演算(2)論理回路の基礎<BR>第4回:情報表現と演算(3)順序回路,組み合わせ論理回路<BR>第5回:アセンブリプログラム(1)CPUやメモリとプログラム実行,文字列の出力,整数の代入・加減演算<BR>第6回:アセンブリプログラム(2)アドレス指定の書式,整数の乗除演算,デバッガでの追跡<BR>第7回:アセンブリプログラム(3)データ読み込み,四則演算のまとめ<BR>第8回:中間評価(試験とまとめ)<BR>第9回:アセンブリプログラム(4)フラグとジャンプ:条件分岐の翻訳<BR>第10回:アセンブリプログラム(5)フラグとジャンプ:反復制御の翻訳<BR>第11回:アセンブリプログラム(6)データ構造:実数,文字列,構造体の翻訳<BR>第12回:アセンブリプログラム(7)関数:関数定義と関数呼び出しの翻訳<BR>第13回:アセンブリプログラミング(8)関数:整数以外の型の関数<BR>第14回:高水準言語のプログラムとアセンブリプログラム:コンパイラによる最適化<BR>第15回:期末評価(総括とまとめ)
[教育方法]
・本学科専用の教育用計算機室(KKI)で授業を進める.<BR>・論理回路の実験はロジック学習用ボードを使って行う.<BR>・【反転学習】説明と練習に関する授業資料を先行公開して自学を要請する.授業時間では自学を前提に知識活用課題に取り組む授業形態をとる.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
教科書には記述されていない計算機アーキテクチャの基礎知識について,e-Leraning 自学教材での学習を要求する.