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授業科目名
担当教員
水質学
平山 公明
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
TCE321 2 CE,CL 3 前期 I
[概要]
 水は様々なところに存在し,人はそれを様々な目的に使用している.ある水が利用目的に合うかどうかを判断する時,水質指標を用いる.水のきれいさを示すのにも水質指標を用いる.この授業では,土木環境工学に関わりの大きい水質指標について,その必要性,測定方法,変化要因を理解する.<BR>※ 本授業科目は、「COCコース別専門科目」
[具体的な達成目標]
1.水の特殊性を説明できる.<BR>2.濃度に関わる一般的な指標の意味を説明できる..<BR>3.水の汚れに用いる個別の水質指標をあげ,その意味を説明できる.<BR>4.いくつかの主要な水質の測定方法を説明できる.
[必要知識・準備]
 化学的指標がすべての水質ではないが,基礎化学での知識を復習しておくことは,理解の向上につながる.
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 45  %授業理解力,表現力(水の汚れに関わる個々の指標についての理解度) 
2試験:中間期 45  %授業理解力,表現力(水や濃度に関わる一般的な指標に関する理解度) 
3小テスト/レポート 10  %各単元への取組状況と理解度 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
  1. 宗宮功,津野洋, 環境水質学, コロナ社, ISBN:4-339-05209-4
  2. 浦瀬太郎, 明解水質環境額, プレアデス出版, ISBN:4903814416
[講義項目]
1.水質基準対象項目のグループ化の考え方<BR>2.周期表から見る水の異常性<BR>3.溶媒としての水:高い溶解性と安定性<BR>4.溶液:濃度の表現法,溶けやすさの表し方<BR>5.溶液内での反応:酸塩基反応(pH)と酸化還元反応(酸化還元電位)<BR>6.平衡と反応速度:濃度を用いた平衡と反応速度の表現法<BR>7.中間試験<BR>8.基本的な水質測定方法,包括的な水質指標<BR>9.有機物関連指標<BR>10.窒素関連指標<BR>11.リン関連指標<BR>12.負荷量表現<BR>13.有害物質:分類と水質基準に取り込まれた経緯<BR>14.毒性評価:毒性指標の意味<BR>15.総括評価・まとめ<BR>予習,復習<BR>前回の授業で予習課題を示し,該当授業の開始時に課題の回答を求める.<BR>復習として必要に応じて家庭学習課題を課す.
[教育方法]
講義中心で進度に応じて演習を行なう.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《土木環境工学科》
(C) 専門基礎学力
 土木材料・力学一般、構造工学・地震工学、地盤工学、水工水理学、交通工学・国土計画、土木環境システムの基礎を理解して、これを説明することができる。
(F) 問題の把握および専門知識の応用力
 基礎科目で習得した知識・技術を課題探究、問題解決に応用することができる。
[その他]
科目の位置づけ: 衛生工学及び演習 → 環境生態学,環境工学実験 → [水質学]