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授業科目名
担当教員
環境工学実験
金子 栄廣/森 一博/原本 英司/遠山 忠/中村 高志/八重樫 咲子
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
TCE308 1 CE,CL 3 前期 III-IV
[概要]
浄水・用水および下排水処理は、健康で快適な市民生活と産業活動の根幹であると同時に、水環境の保全にも大きな役割を果たしている。この科目では、実際施設の設計・維持管理で重要な水質管理項目について実験を通じて学び、その内容を理解する。
[具体的な達成目標]
1.水環境工学分野で利用される重要な測定技術を体得し、設計・維持管理への応用を理解できる。<BR>2.グループでの実験作業において、他人と協力して目標を達成することができる。<BR>3.実験結果を整理し、わかりやすく説明できる。<BR>4.実験結果を解析し、結果の妥当性を検討できる。
[必要知識・準備]
環境工学概論、基礎化学I〜III、基礎生物学、衛生工学及び演習、土木環境科学実験などで習ってきた事項の理解を前提としている。なお、実験に先立って、あらかじめ配布の実験テキストの熟読、ならびに、実験当日は白衣や電卓、タオルなどの持参が必要である。また、実験では危険を伴うこともあるため、実験に適した服装と慎重な作業を心がけること。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 30  %授業理解力、問題解決能力 
2小テスト/レポート 40  %問題設定/解決能力、観察/実験力、論理的思考能力 
3受講態度 30  %積極性、協調性 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
全体説明の後、履修者は6つのグループ(A-F)に分かれ、3つの実験群をローテーションしてすべて履修する。各群は、実験作業4コマと解析作業4コマの計8コマから構成されている。すべての群を履修した後、期末試験とまとめを実施する。したがって、全体では14週、28コマの授業となる。<BR>以下はAグループの履修順序を示したものであり、グループによって順序は異なる。<BR><BR>1. 全体説明(全教員)<BR>2. 第1群 凝集による浮遊物質の除去(八重樫)<BR>3. 第1群 実験結果解析、レポート作成(八重樫)<BR>4. 第1群 反応槽での混合特性の把握(金子)<BR>5. 第1群 実験結果解析、レポート作成(金子)<BR>6. 第2群 微生物の消毒処理(1)(原本)<BR>7. 第2群 実験結果解析、レポート作成(原本)<BR>8. 第2群 微生物の消毒処理(2)(原本)<BR>9. 第2群 実験結果解析、レポート作成(原本)<BR>10.第3群 下水処理(1)(森、遠山)<BR>11.第3群 実験結果解析、レポート作成(森、遠山)<BR>12.第3群 下水処理(2)(森、遠山)<BR>13.第3群 実験結果解析、レポート作成(森、遠山)<BR>14.期末試験、まとめ(全教員)<BR><BR>予習:あらかじめ実験テキストに目を通して内容を理解するとともに、実験フローチャートを作成する。<BR>復習:実験結果に基づいてレポートを作成する。
[教育方法]
・実験を効率的に進めるため、実験に先立ち、各テーマの意義や実験上の注意事項を解説する。<BR>・必要に応じて、実験理論・現象の理解を深め、実験データの解析・分析能力を養うことを目的とした演習を行う。<BR>・授業時間中は、各実験に対して自発的に取り組んでもらう。そのため予習は必須となる。<BR>・得られた実験値の中に、考察に必要な基本的数値等が含まれていることを確認してもらう。<BR>・実験で得られたデータを解析・分析するとともに実験理論との整合性等に関する考察を加え、レポートにまとめてもらう。<BR>・実験内容の理解を深めるため、必要に応じて参考資料を配付する。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《土木環境工学科》
(D) 問題解析・分析能力
 主要分野に関する実験・実習における実体験を通じて、現象の理解を深め、これを応用することができる。
(F) 問題の把握および専門知識の応用力
 基礎科目で習得した知識・技術を課題探究、問題解決に応用することができる。
[その他]
実験ごとに課されるすべてのレポートを提出する必要があります。未提出のレポートが1つでもあった場合、単位の取得は不可となります。レポートの提出遅れは大幅な減点となります。なお、レポートは手書きとします。<BR>なお、本授業科目の位置づけは以下の通りです。<BR>土木環境デザイン・エンジニアリングデザイン入門→環境工学概論→衛生工学及び演習・環境生態学→【環境工学実験】・水処理工学・廃棄物管理工学→環境生物学