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授業科目名
担当教員
基礎化学II
遠山 忠
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
TCE110 2 CE,CL 1 後期 I
[概要]
基礎化学IIでは、技術者として必要とされる化学に関する基礎基盤を形成するため、(1)酸と塩基、酸化と還元という基本的な物質の状態や反応、(2)代表的な無機物質について基本的な性質や用途、(3)有機化合物や高分子化合物についての基本的な知識を身に付けることも目的としています。
[具体的な達成目標]
本講義は、技術者としての基礎基盤の形成を目指していますが、具体的には以下のことを達成目標としています。<BR>1.酸と塩基の定義や性質を理解し、基本的な計算問題が解けること。<BR>2.酸化と還元の基本的事項を理解し、これに関する計算問題が解けること。<BR>3.代表的な無機元素の性質や用途を理解し、基本事項を説明できること。<BR>4.有機化合物の種類と性質について理解し、基本事項を説明できること。
[必要知識・準備]
基礎化学Iの内容を理解できていることが求められます。高校の科学の知識もあることが望ましいです。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 40  %授業理解力を確認する 
2試験:中間期 40  %授業理解力を確認する 
3小テスト/レポート 20  %各単元への取組状況と理解度を確認する 
[教科書]
  1. 笹本忠(監修).高橋三男、鈴木孝雄(編著), 例題で学ぶ基礎化学, 森北出版株式会社, ISBN:978-4-627-24211-1,
    (基礎化学Iと同じ教科書を使用します。)
[参考書]
  1. Alan Sherman, Sharon Sherman, Leonard Russikoff,石倉洋子,石倉久之訳., 化学 基本の考え方を中心に 問題と解答, 東京化学同人, ISBN:4807903357,
    (問題集です。基本的な問題が豊富で解答も示されているので自習用にお勧めします。宿題や演習の問題もいくつかこの中から出します。)
[講義項目]
1.酸と塩基(1)   酸・塩基、電離度、電離平衡<BR>2.酸と塩基(2)   水の電離とpH、中和と塩<BR>3.酸化と還元    酸化還元、イオン化傾向、電池<BR>4.演習(1) 酸と塩基・酸化と還元に関する演習と解説<BR>5.無機物質(1)   典型非金属元素<BR>6.無機物質(2)   典型金属元素、遷移金属元素<BR>7.演習(2) 無機物質に関する演習と解説<BR>8.到達度確認 1〜7についての試験と解説<BR>9.有機化合物(1)  炭化水素(アルカン、アルケン、アルキン)<BR>10.有機化合物(2)  官能基による有機化合物の分類<BR>11.有機化合物(3)  芳香族化合物<BR>12.高分子化合物   糖類、タンパク質、核酸<BR>13. 演習(3) 有機化合物・高分子化合物に関する演習と解説<BR>14. 到達度確認 9〜13についての試験と解説<BR>15. 総括<BR><BR>予習:教科書の例題を自分で解いて疑問点をまとめておくこと<BR>復習:課題が出るので自力で解いて期日までに提出すること
[教育方法]
講義が中心の授業です。化学の理解を深める早道は、問題を自分自身の手を使って解いてみることだと考えています。そのために、毎回宿題を課しますので、必ず自力で解いて提出してください。<BR>演習の時間では宿題の解説が中心となります。宿題をやる際に分からないことがあれば時間をとって解説しますので、遠慮なく質問してください。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《土木環境工学科》
(B) 技術者としての知的基盤の形成
 科学技術における基礎としての数学、自然科学、情報処理能力を身につけ、知的基盤を形成して、これを応用することができる。
[その他]
この科目の位置づけ<BR>基礎化学I →[基礎化学II]