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授業科目名
担当教員
基礎有機化学II
谷 和江/桑原 哲夫/小幡 誠
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
TAC107 2 (未登録) 1 後期 III
[概要]
 基礎有機化学IIは、前期の基礎有機化学Iに引き続き、「マクマリー有機化学」の3-5、10-11、17-18章に該当する分野について講義を行う。アルカン、シクロアルカンでは、命名法と性質、立体配座を学び、立体化学においては、不斉炭素原子の存在を考え、それによって生じる立体異性体について深く理解する。ハロゲン化アルキルにおいては、反応機構について説明する。また、取り扱う有機化合物を正しく命名できるようにする。この講義では、特に、有機化合物の基本的な反応の機構を理解することを目標とする。
[具体的な達成目標]
アルカン、シクロアルカン:命名法の修得、立体配座の理解<BR>立体化学:四面体構造が描けること、R-S表示法の習得<BR>ハロゲン化アルキル:置換反応と脱離反応それぞれの反応機構の理解<BR>アルコール、フェノール、エーテル:アルコール、エーテル等の命名法の習得と反応機構の理解
[必要知識・準備]
 授業の準備のために、毎回授業に関連する予習課題を前週に配布するので、教科書をよく読み予習課題に答える。その際、わからないことや用語を書き出しておき、授業でその点をはっきりさせる。予習課題は、当日の授業の開始前に必ず提出すること。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 100  %自発的勉学、授業理解力 
[教科書]
  1. マクマリー「有機化学(上中下)」, 東京化学同人, ISBN:9784807906987
[参考書]
  1. ボルハルト・ショアー「現代有機化学(上下)」, 化学同人, ISBN:9784759814729
[講義項目]
 1.有機化学について<BR> 2.アルカン:分子模型、命名法<BR> 3.アルカン:性質、立体配座<BR> 4.シクロアルカン:命名法、性質、立体配座<BR> 5.立体化学と不斉炭素原子<BR> 6.立体配置の順位<BR> 7.偏光と光学活性<BR> 8.ジアステレオマー、相対配置<BR> 9.有機ハロゲン化物:置換反応と脱離反応<BR>10.求核置換反応 SN2反応とSN1反応<BR>11.SN2反応とSN1反応の比較<BR>12.脱離反応 E2反応とE1反応<BR>13.アルコールとエーテルの命名法<BR>14.アルコールとエーテルの性質<BR>15.アルコールとエーテルの反応
[教育方法]
毎回授業に関連した予習課題を配付し、授業の準備を促す。予習課題の目的が授業で明らかになるような授業進行を行う。授業でどのくらい理解できたかを復習問題を解くことで図る。復習問題も予習課題同様毎回行う。また、内容は予習課題と連動するように工夫する。毎回行う予習課題と復習問題の平均点を評価点とする。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
(未登録)