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授業科目名
担当教員
リスクマネジメント特論
金子 栄廣/秦 康範
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
PTT702 1 (未登録) 1 集中 (未登録) (未登録)
[概要と目標]
 本授業は集中講義形式で行われ、大きく以下のふたつの内容で構成される。<BR> 前半では、リスクマネジメントについて、実務に直結する実践的な知識を習得することを目標としている。リスク管理、危機管理、事業継続計画(BCP)に関する用語の定義からマネジメント手法まで、リスクマネジメントの基本的な考え方を解説する。また、実際に危機が発生した場合の対処法についても学習する。講義では解説だけでなく、教員と学生によるディスカッション、ならびに模擬記者会見を行うことによって、リスクマネジメントの基本を身につけられるよう工夫している。<BR> 後半では、化学物質の環境リスクにについて、毒性評価方法、環境中濃度の推定、リスク判定の考え方を学ぶ。また、リスクの大きい化学物質の管理手法について触れるとともに、化学物質を扱う事業所等と一般市民との間でのリスクコミュニケーションのあり方について学ぶ。
[到達目標]
1)事業継続計画(BCP)の基本を理解し,説明することができる。<BR>2)クライシスコミュニケーションを理解し、説明することができる。<BR>3)環境リスク評価の大枠を理解し,説明できる。<BR>4)環境毒性評価の方法についてその概要を理解し,説明できる。<BR>5)化学物質に関わるリスクコミュニケーションのあり方を理解する。
[必要知識・準備]
 防災工学、情報工学、リスクマネージメントの基礎知識を有することが望ましいが、必須ではない。講義の進捗に合わせて必要な文献を読み、理解を深める努力をすることで、十分講義に対応できる。
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 80  %講義内容の理解,応用力 
2受講態度 20  %授業への取り組み,学習意欲 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
  1. 花井荘輔, 化学物質で考える リスクって何だ?, 丸善, ISBN:978-4-621-07754-2
  2. 若林明子, 化学物質と生態毒性, (社)産業環境管理協会, ISBN:4-914953-48-X
  3. 鈴木基之,内海英雄, バイオアッセイ 水環境のリスク管理, 講談社サイエンティフィク, ISBN:4-06-155204-X
[講義項目]
A:リスクマネジメントとリスクコミュニケーション(担当:秦)<BR>1)リスクマネジメント(危機管理とリスク管理)<BR>2)事業継続計画<BR>3)リスクコミュニケーション<BR>4)演習<BR><BR>B:化学物質のリスク評価と管理(担当:金子)<BR>5)化学物質の環境リスク評価の流れ<BR>6)環境毒性評価の手法<BR>7)環境リスクの評価方法とその管理<BR>8)化学物質に関するリスクコミュニケーション