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授業科目名
担当教員
脳腫瘍医学特論
川瀧 智之
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
PIM710 2 (未登録) 1 前期 (未登録) (未登録)
[概要と目標]
原発悪性脳腫瘍の中でも最も頻度の高い悪性グリオーマ(神経膠腫)の基礎と治療の理解を目標に、スライドを用いて講義を行う。まず、悪性グリオーマの発症頻度、病態、診断について述べる。次に、治療の実際について解説する。外科的摘出術では、神経機能温存と可及的な摘出を達成することが重要であるが、そのための工夫として、特に術中高磁場MRIの応用や覚醒下麻酔手術について紹介する。最後に現在の治療上の問題点として、グリオーマの浸潤能に焦点を当て、細胞生物学的な観点から概説する。
[到達目標]
悪性グリオーマの治療上の問題点と浸潤能における知見を学ぶ。
[必要知識・準備]
グリオーマの基本事項について
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1発表/表現等 100  %講義で解説した理論的内容が理解できているかを評価する。 
[教科書]
  1. 標準脳神経外科学 第13版(医学書院)
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
第1回 脳腫瘍の種類:古典的な分類<BR>第2回 グリオーマの遺伝子学的分類<BR>第3回 アストロサイトーマの病理と予後<BR>第4回 脳腫瘍の画像診断と問題点<BR>第5回 脳腫瘍の外科的手術概論<BR>第6回 悪性脳腫瘍に対する放射線治療の現状と問題点<BR>第7回 悪性脳腫瘍の対する化学療法の変遷<BR>第8回 悪性グリオーマに対する分子標的薬<BR>第9回 覚醒下麻酔による手術<BR>第10回 術中MRIのよる手術の工夫<BR>第11回 神経機能モニタリング概論<BR>第12回 脳腫瘍とPET診断<BR>第13回 脳腫瘍モデルと実験解析手法<BR>第14回 悪性グリオーマの浸潤能<BR>第15回 悪性グリオーマの今後の治療展望