授業科目名				担当教員
神経薬理学特論				小泉　修一
時間割番号	単位数	コース	履修年次	期別	曜日	時限
PIM702	2	(未登録)	1	前期	(未登録)	(未登録)
［概要と目標］
脳を構成する各種神経細胞、グリア細胞の機能及び細胞間機能連関を、特に脳・脊髄に作用する薬物の作用を通して理解する。これら薬物の作用を通じて、脳の情報処理・発信のメカニズム、さらにその破綻による各種脳疾患について理解する。また、これら薬物の有害作用についても理解する。さらに、これまで信じられていた薬物の作用点とは、全く異なる分子、細胞が作用点となり、薬理作用が認められることについても理解する。特に、最近話題となっている、グリア細胞の機能変調と疾患、更に向精神薬の標的としてのグリア細胞の重要性についても、理解する。
[到達目標]
・中枢神経系に作用する薬物の薬理作用を理解する。<BR>・中枢神経系に作用する薬物の神経−グリア細胞連関に関する作用を理解する。
［必要知識・準備］
一般的な生物学の知識を必要とする。
［評価基準］
No 評価項目 割合 評価の観点 1 小テスト／レポート  100  % レポート 90％：講義内容の理解、問題点の探求力を評価する／小テスト10％：習得した知識が体系的に理解されているかを評価する。
［教科書］
生田房弘, グリア細胞, クバプロ
［参考書］
(未登録)
［講義項目］
第１回　神経薬理学入門　<BR>第２回　末梢神経作用薬１（自律神経系作用薬）<BR>第３回　末梢神経作用薬２（運動神経作用薬）<BR>第４回　抗うつ薬と脳機能１（三環系抗うつ薬、SSRI）<BR>第５回　抗うつ薬と脳機能２（その他の抗うつ薬）<BR>第６回　抗不安薬と脳機能１（ベンゾジアゼピン系抗不安薬）<BR>第７回　抗不安薬と脳機能２（非ベンゾジアゼピン系抗不安薬）<BR>第８回　抗てんかん薬と脳機能<BR>第９回　抗精神病薬と脳機能１（定型抗精神病薬）<BR>第10回　抗精神病薬と脳機能２（非定型抗精神病薬）<BR>第11回　認知症治療薬<BR>第12回　向精神薬とグリア細胞機能１（抗うつ薬、抗精神病薬）<BR>第13回　向精神薬とグリア細胞機能２（その他の抗精神病薬）<BR>第14回　神経障害性疼痛と向精神薬<BR>第15回 神経薬理学まとめ