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授業科目名
担当教員
臨床生殖医学特論
笠井 剛
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
PIB705 2 (未登録) 1 前期 (未登録) (未登録)
[概要と目標]
ヒトの妊娠のメカニズムを理解し、補助生殖医療の理論と実際の手技について学ぶ。基礎的生命科学の理解に基づいた手技を、実際のヒトの臨床医療への応用について、その実際を学び、身につけることが目標である。具体的には、人工授精、体外受精、顕微授精における、精子の洗浄、培養、卵子の採取、卵子の培養、媒精、受精の定義、胚の培養、胚移植、妊娠の診断などについて、学ぶ。またヒト材料を扱う手技のため、倫理的問題、法律的問題についても理解を深める。
[到達目標]
1.ヒトの妊娠のメカニズムについて説明できる。<BR>2.卵丘細胞の付着した卵子を識別できる。<BR>3.精液の所見について、観察でき、評価できる。<BR>4.媒精方法を説明できる。<BR>5.受精を判断できる。<BR>6.妊娠の診断ができる。<BR>7.受精卵の取扱について、倫理的な要件の説明ができる。
[必要知識・準備]
生殖医療に関する修士レベルの知識を有すること。また、それらの分野の専門英語力を必要とする。
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 100  %○妊娠のメカニズムについて説明できる。受精時の卵子の状態、精子の変化について説明できる。○卵丘細胞の付着した卵子を識別できるかいなか。○精液の所見について、観察でき、評価できる。基準値を説明できる。○受精卵の取扱について、倫理的な要件の説明ができる。移植胚数の制限、クローン作成禁止など説明できる。 
[教科書]
  1. 生殖補助医療(ART) 胚培養の理論と実際, 近代出版 日本卵子学会編集
[参考書]
  1. 生殖医療の必修知識, 生殖医学会編
[講義項目]
第1回  ヒトの妊娠のメカニズム<BR>第2回  補助生殖医療について<BR>第3回  人工授精について<BR>第4回  精液検査について<BR>第5回  精子の処理法<BR>第6回  卵巣刺激方法<BR>第7回   卵子の回収方法<BR>第8回  媒精方法<BR>第9回  受精卵の観察の仕方<BR>第10回  培養液の基礎知識<BR>第11回  ラボ環境について<BR>第12回  胚移植の方法<BR>第13回  妊娠の診断<BR>第14回  ARTの合併症