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授業科目名
担当教員
応用発生工学特論
若山 照彦
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
PIB701 2 (未登録) 1 前期 (未登録) (未登録)
[概要と目標]
クローン動物やキメラ動物は発生工学の発展、特にマイクロマニピュレーション技術の進歩によって作られた人為的な生物だが、畜産や医療へ応用することが可能である。本講義では、生殖補助医療にも応用される核移植技術、クローン動物やキメラ動物の作製に必須である遺伝子改変などの細胞操作の基本原理を学び、発生生物学や分子生物学の知識と合わせることで、体細胞核の初期化やキメラ胚の発生に影響する技術的課題についての考察を深め、生殖医療や畜産業へ応用可能な新技術を開発する力を涵養する。
[到達目標]
発生工学と呼ばれる個々の技術について原理と方法を学び、利用価値について理解する。そしてこの技術によって将来どの様なことが可能になり、人々の生活をどう改善するか、および生命操作という倫理問題についてグループディスカッションや実験結果を通じて詳しく討論する。そして自分がどうすれば人類に貢献することができるのかを学ぶ。
[必要知識・準備]
動物解剖学、発生工学
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 30  %与えられた課題に対して的確に答えているか、自分の意見が述べられているか、を評価する。 
2受講態度 30  %質問など自ら発言する回数で評価する。 
3発表/表現等 40  %自分の意見を論理的かつ明確に、他者が理解できるように述べられるか、を評価する。 
[教科書]
  1. 佐藤英明・河野友宏・内藤邦彦・小倉淳郎, 哺乳動物の発生工学, 株式会社朝倉書店, ISBN:978-4-254-45029-3
[参考書]
  1. 特に指定しない
[講義項目]
第1回:発生工学の概要 発生工学の歴史、生命操作の目的と応用例を紹介する<BR>第2回:卵子と精子の生物学 卵子および精子の形成、減数分裂、構造と機能を学ぶ。<BR>第3回:妊娠のメカニズム 卵巣と子宮、およびホルモンの関係について<BR>第4回:受精のメカニズム 精子が受精する方法と、卵子の受精後の変化について<BR>第5回:体外受精 哺乳類の体外受精の歴史と原理を学ぶ<BR>第6回:顕微授精 不妊症への応用方法を学ぶ。<BR>第7回:生殖細胞の保存について 卵子、精子および初期胚の凍結保存方法とその価値を学ぶ。<BR>第8回:保存技術を応用した例 どんな利用例があるのか。宇宙生殖実験など。<BR>第9回:性の制御 精子および初期胚での性判別及び制御について学ぶ。<BR>第10回:キメラ技術 キメラマウスの利用価値と方法を学ぶ。<BR>第11回:胚性幹細胞とその利用 ES細胞の樹立方法と利用価値を学ぶ。<BR>第12回:遺伝子改変動物の作出 遺伝子導入および遺伝子組み換え動物について学ぶ。<BR>第13回:クローン技術 クローン動物の作り方と利用価値を学ぶ。<BR>第14回:絶滅動物の復活 クローン技術などを利用して絶滅動物の復活方法を学ぶ。<BR>第15回:動物愛護と生命倫理 生命操作という技術にはどの様な倫理問題が生じるのか学ぶ。