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授業科目名
担当教員
環境微生物学特論
野田 悟子
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
PIA704 2 (未登録) 1 前期 VI
[概要と目標]
自然環境中には多様な微生物が生息し、生態系の物質循環に重要な役割を担っている。これらの環境微生物の動態や生態系における役割を理解し、微生物の機能を活用した環境資源の効率的利用技術や環境浄化のための利用法について学ぶ。環境微生物の解析手法を中心に解説し、最新の研究例について議論するとともに、最新の研究論文をとりまとめたレポートの作成や発表により自ら現状の課題を見いだす。バイオインフォマティクス解析や、遺伝情報解析法の原理を理解し、対象とする環境で起こっている微生物の代謝や生態を考察する技術を身につける。
[到達目標]
ゲノミクスをはじめとしたオミックス解析の原理と、得られた情報から生物学的な意義を見いだすインフォマティクス解析の手法を理解する。
[必要知識・準備]
専門的英語の読解力<BR>遺伝子工学、微生物学の知識
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 50  %環境微生物分野に関する最新の研究情報を文献検索し、レポートにまとめる。その成果レポートの内容を評価する。 
2発表/表現等 50  %解析手法に関する課題についてプレゼンを行い、手法の理解度とプレゼンテーションを評価する。 
[教科書]
  1. 特に指定しない
[参考書]
  1. 難培養微生物研究の最新技術〈3〉 微生物の生き様に迫り課題解決へ, シーエムシー出版, ISBN:978-4-7813-1081-7
[講義項目]
第1回 環境と微生物<BR>第2回 物質循環における微生物の役割<BR>第3回 環境微生物の解析法 遺伝情報<BR>第4回 環境微生物の解析法 代謝産物<BR>第5回 環境微生物の解析法 インフォマティクス<BR>第6回 環境微生物の解析法 データベースの利用<BR>第7回 環境微生物の解析法 パスウェイ解析<BR>第8回 表現型の進化と遺伝子<BR>第9回 系統解析手法<BR>第10回 環境微生物の研究事例 腸内細菌<BR>第11回 環境微生物の研究事例 農畜産業との関わり<BR>第12回 環境微生物の研究事例 微生物を用いた環境計測と評価<BR>第13回 環境微生物の研究事例 水圏における微生物群集と食物連鎖<BR>第14回 環境微生物の研究事例 生物間の相互作用と共生<BR>第15回 総括