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      授業科目名
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      国際関係論II
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      時間割番号
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      LSS311
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     担当教員名
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      小松 志朗
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      開講学期・曜日・時限
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      前期・水・IV
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      単位数
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      2
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      <対象学生>
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      (未登録)
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      <授業の目的および概要>
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      この授業で、学生は現代の具体的な諸問題について考えることを通じて、国際関係の理解を深める。まずは、国家と脱国家的主体というアクターの本質や特徴を整理する。次に、そうしたアクターが世界の様々な諸問題の解決にどう取り組んでいるのかを見ていく。学生は、そのような観点から国際関係を広く見渡すなかで、地域や社会の在り方を決める構成要素とその特徴について問題意識を育み、自分なりのものの見方と意見を確立する。なお、この授業は「国際関係論I」の応用編という位置づけにある。
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      <到達目標>
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      国家と脱国家的主体というアクターの本質や特徴を正確に記述できること。<BR>国家と脱国家的主体が現代の具体的な諸問題の解決に取り組んでいる現状を、地域や社会の在り方を決める構成要素とその特徴に関連付けて理解し、そこから重要な論点を抽出して自分の意見を論理的な文章で説明できること。
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      <授業の方法>
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      講義<BR>受講生によるグループ討論<BR>受講生による発表
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      <成績評価の方法>
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      | No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 | 
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 | 1 | 試験:期末期  | 50  % | 知識を問う問題と、論述問題からなる試験で評価する。  |  | 2 | 受講態度  | 50  % | 授業への参加態度や課題の提出などを評価する。  |   
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      <受講に際して・学生へのメッセージ>
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      授業は講義を中心に進めるが、受講生に意見を求めることも多いので、積極的な姿勢で参加してほしい。テキストは初回授業までに購入しておくこと。参考書は授業中に紹介する。
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      <テキスト>
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- 村田晃嗣他, 国際政治学をつかむ(新版), 有斐閣, ISBN:978-4-641-17722-2
  
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      <参考書>
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      (未登録)
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      <授業計画の概要>
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      第1回:オリエンテーション<BR> 授業の内容と進め方を概説する。<BR>第2回:国際関係における国家<BR> 国際関係を織りなす国家とは、そもそもどのような存在なのか。歴史をひもときながら改めて考える。<BR>第3回:脱国家的主体<BR> 現代の国際関係においてますます存在感を増している脱国家的主体について考える。 <BR>第4回:環境問題<BR> 気候変動などの環境問題への国際的な取り組みを検証する。<BR>第5回:人権と民主主義<BR> 人権と民主主義という西洋発の理念がグローバルに広がっていく過程を検証する。<BR>第6回:開発援助<BR> 途上国への開発援助の実態と成果、今後の課題を概観する。<BR>第7回:グループ発表(1)<BR> 現代の具体的な諸問題についてグループ発表を行う。<BR>第8回:グループ発表(2)<BR> 現代の具体的な諸問題についてグループ発表を行う。<BR>第9回:グループ発表(3)<BR> 現代の具体的な諸問題についてグループ発表を行う。<BR>第10回:地域主義<BR> EUを例にして、一定の地域内で諸国家が協力することの意義と限界について考える。<BR>第11回:核兵器<BR> 国際関係における核兵器の役割と問題点を整理し、さらに核軍縮の可能性について検討する。 <BR>第12回:感染症<BR> 国境を越えてグローバルに広がる感染症に対して、国際社会はどう立ち向かうべきか。過去の事例を手がかりに今後の対策を探る。<BR>第13回:グループ討論(1)<BR> 現代の具体的な諸問題についてグループ討論を行う。<BR>第14回:グループ討論(2)<BR> 現代の具体的な諸問題についてグループ討論を行う。<BR>第15回:総括評価・まとめ<BR> 授業の内容をまとめ、理解度を確認する。
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