授業科目名
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醸造微生物実験
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時間割番号
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LFS331
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担当教員名
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柳田 藤寿/岸本 宗和/乙黒 美彩
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開講学期・曜日・時限
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前期・月/火/水・III-IV/III-IV/III-IV
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単位数
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2
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<対象学生>
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(未登録)
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<授業の目的および概要>
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醸造微生物を取り扱うための基本的な操作法(培地調整法、形態観察法、培養法、遺伝子解析法)を学習し、各自が微生物、機器・器具の取り扱いができるように、実験を通じて身につける。実験で得られた実験結果を文献と比較考察して、レポートにまとめる力を養う
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<到達目標>
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1)微生物を適切に取扱うことができる。<BR>2)微生物の分離・同定方法、アルコール発酵の理論を説明できる。<BR>3)実験結果に基づいてレポートを記述できる。
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<授業の方法>
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毎回の実験においてテキストを配り、方法や理論を解説した後に、班ごとに分かれて実験を行う
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<成績評価の方法>
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No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 |
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1 | 小テスト/レポート | 50 % | 実験目的および原理についての基本的理解度を評価する。 | 2 | 受講態度 | 50 % | 実験ノートの記述内容により、実験への興味、取組姿勢を評価する。 |
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<受講に際して・学生へのメッセージ>
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実験では必ず白衣を着用する事<BR>毎回の実験は、予習をしてから出席する事<BR>生化学、基礎生化学実験の講義内容を復習して実験に臨む事
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<テキスト>
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(未登録)
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<参考書>
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- 東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命科学専攻・応用生命工学専攻, 実験農芸化学, 朝倉書店, ISBN:978-4-254-43115-5
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<授業計画の概要>
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第1回:オリエンテーション(安全、実験の全体および各項目を理解する)<BR>第2回:実験準備(器具の取り扱い、試薬の調整、機器の取り扱い、滅菌方法を理解する)<BR>第3回:培地の調製(各種培地の作成方法を理解する)<BR>第4回:微生物の接種・培養(微生物の接種、各種培養方法、コロニーの形態観察方法をを習得する)<BR>第5回:微生物の顕微鏡観察(顕微鏡の取り扱い、形態観察、大きさの測定方法を習得する)<BR>第6回:微生物の染色と顕微鏡観察(胞子の染色、グラム染色方法を習得する)<BR>第7回:微生物の菌数測定(希釈方法、菌数測定)<BR>第8回:乳酸菌の発酵による成分変化(マロラクティック発酵について理解する)<BR>第9回:乳製品からの微生物の分離(乳酸菌の分離と簡易同定を理解する)<BR>第10回:微生物の生産する抗菌物質(抗菌活性の検出方法を習得する)<BR>第11回:酵母の発酵による成分変化(比重,糖分,エタノール濃度の測定方法を理解する)<BR>第12回:酵母の分離(ブドウ果汁他からの分離方法を習得する)<BR>第13回:酵母のDNAの調製(DNAの抽出・精製方法を習得する)<BR>第14回:ゲノム情報に基づく酵母の分類(PCR,制限酵素処理,電気泳動の方法を習得する)<BR>15.評価:総括・まとめ
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