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授業科目名 環境分析化学I
時間割番号 LEV340
担当教員名 鈴木 保任
開講学期・曜日・時限 前期・木・II 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
分析化学の基礎となる単位系及び濃度計算に関する基本知識及び容量分析法、重量分析法について学習した後、現代の環境分析において無機成分の分析に広く用いられている吸光光度法、蛍光光度法、原子スペクトル分析法、X線分析法などについて原理と応用を学ぶ。これらは「環境分析化学II」と同様、「環境アセスメント実習」及び「環境マネジメント実習」に必要な知識である。
<到達目標>
1. 環境分析の際に必要となる試薬調製に必要な濃度計算を習得する<BR>2. 化学分析の基礎となる容量分析法及び重量分析法の原理、関連する基礎反応について理解する<BR>3. 主に無機物質の分析に用いられる機器分析法の原理と特徴を理解し、目的に応じて適切な分析法を選択できるようになる<BR>4. 環境中に展開する化学現象を定量するための知識を習得する
<授業の方法>
講義<BR>(1) 別途配布する演習問題集を使って中間を実施し、学習した内容を確認しながら講義を進める。<BR>(2) 講義の内容をまとめたものを資料として配布し、さらにプロジェクターでも投影し、講義に集中できるようにする。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 50  %講義項目全体に関する知識の定着を問う。 
2試験:中間期 40  %講義項目前半に関する知識の定着を問う。 
3受講態度 10  %講義への集中度等を評価する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
試験は、主に演習問題の中から出題されます。試験前に演習問題を回答し、レポートとして提出すれば、添削して返却します。
<テキスト>
  1. 田中誠之 他, 機器分析, 裳華房, ISBN:978-4-7853-3133-7
<参考書>
  1. 大橋弘三郎 他, 分析化学−溶液反応を基礎とする−, 三共出版, ISBN:4782702809
<授業計画の概要>
1. 単位系と濃度計算<BR>2. 有効数字の取り扱いと誤差の伝播<BR>3. 化学平衡と緩衝溶液<BR>4. 中和滴定、酸化還元滴定、錯滴定<BR>5. 沈殿平衡<BR>6. 沈殿生成の機構<BR>7. 前半のまとめ<BR>8. 吸光光度法<BR>9. 蛍光光度法<BR>10. 原子吸光分析法<BR>11. 原子発光分析法<BR>12. X線回折分析法<BR>13. 蛍光X線分析法<BR>14. 電気化学分析法<BR>15. 全体の総括とまとめ<BR>16. 期末試験