山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名
担当教員
燃料電池設計科学特論
内田 裕之/宮武 健治/野原 愼士
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
GTA508 2 (未登録) 1 後期 II
[概要と目標]
エネルギー資源の有効利用と地球環境保全のためのキーテクノロジーとして、大きな期待が寄せられている燃料電池は、化学エネルギーを電気エネルギーに直接変換する高効率かつ地球環境にやさしい発電手段である。とりわけ、電気自動車・家庭コジェネ・携帯電源用として固体高分子形燃料電池(PEFC)、火力発電代替のオンサイト発電として固体酸化物形燃料電池(SOFC)が注目されている。本特論では、これらの燃料電池の作動原理について概説し、構成材料の設計と合成、特性評価、応用について講義する。
[到達目標]
燃料電池の作動原理、各種構成材料とその特性評価、応用の理解
[必要知識・準備]
電気化学、物理化学の基礎知識を必要とする。
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 60  %論理的思考能力、問題設定/解決能力 
2受講態度 40  %授業理解力、日常的勉学努力 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
  1. 松田好晴,岩倉千秋, 電気化学概論, 丸善, ISBN:9784621086803
  2. 高分子学会, 燃料電池と高分子, 共立出版, ISBN:4320043693
[講義項目]
第1回 燃料電池の電気化学<BR>第2回 各種燃料電池の作動原理と開発の現状<BR>第3回 PEFC用電極触媒の設計:カソード触媒<BR>第4回 PEFC用電極触媒の設計:アノード触媒<BR>第5回 メタノール直接酸化触媒<BR>第6回 実用高分散触媒の設計<BR>第7回 固体酸化物形燃料電池(SOFC)の構成材料−固体電解質<BR>第8回 固体酸化物形燃料電池(SOFC)の構成材料−電極<BR>第9回 低温作動SOFC<BR>第10回 機能設計の広場<BR>第11回 燃料電池と高分子材料<BR>第12回 PEFC用プロトン導電性高分子(設計と合成)<BR>第13回 PEFC用プロトン導電性高分子(構造と基礎物性)<BR>第14回 PEFC用プロトン導電性高分子(測定法と応用)<BR>第15回 総括評価・まとめ